わたしがパソコンを選ぶときに、まずはいちばん最初に考えることは
「そのパソコンを何に使うのか?」ということです。

これが決まってないとパソコンを選びようがありません。

パソコンもだいぶ安くはなりましたが
それでも数万円から数十万円の買い物です。

なので、やはり
コストパフォーマンスの高い買い物がしたいものです。

そこで、わたしの考えるコストパフォーマンスなのですが
まずは、ちょっとイメージしてみてください。

あなたが、エンピツを買いに行くとき
エンピツの使い方はすでに決まっているはずです。

  • 数学の勉強をするためでしょうか?
  • 絵を描くためでしょうか?
  • はたまた小説を書くのでしょうか?

いずれにしろ
エンピツを使う目的はすでに決まっていて
その使う目的にあったエンピツを買いに行くはずです。

 

「ちょっと待て、エンピツとパソコンじゃ大違いだぞ!」

 

なんて言われそうですが、逆に何が違うのでしょう?

エンピツで絵を描いたり、音楽を作ったり、小説を書いたり…
パソコンで絵を描いたり、音楽を作ったり、小説を書いたり…

 

シンプルな木製の棒か
複雑な機械の箱かの違いくらいです。

どちらも同じ「道具」でしかありません。

 

「道具」は使い道があって「道具」

パソコンも得手不得手があり、それに合わせて
使う目的にあったパソコンを選ぶのがいちばんいいと
わたしは考えています。

でも、わたしが
「パソコンが欲しい」という方にアドバイスを求められたとき
パソコンの使用目的が決まっていない方がわりと多いことに気がつきます。

 

使い道がなければエンピツもただの棒でしかなく
パソコンもただの高価な箱でしかありません。

 

もし、あなたが「仕事で使う」というザックリとした目的でも
据え置きでじっくり使うのか、営業などで頻繁に持ち歩いて使うのかという時点で
すでに選ぶパソコンが変わってきます。

 

たしかに「大は小を兼ねる」的な考え方で
ゴリゴリのハイスペックマシンを購入するのも良いでしょう。

わたしも個人的にハイスペックマシンは大好きです。

 

…でも、選ぶ基準がそれだけでいいのでしょうか?

 

必要なものを、必要なだけ

仮に、あなたが頻繁に移動する職業で「ノートパソコン」を選ぶことにしましょう。

仕事の中でどのようなシーンでそのパソコンを使うのでしょうか?

 

外回り中の書類の作成ですか?

それとも、お客様に対して映像や音楽を多用した
プレゼンテーションなのでしょうか?

 

使う目的で必要なスペックが決まってきます。

 

またちょっとイメージしてみてください。

今度は「陸上選手」です。

 

長距離選手と短距離選手の身体つきの違いです。

 

長距離選手はスリムで粘り強い筋肉を持ち
長時間安定したパフォーマンスを発揮します。

短距離選手は大きく力強い筋肉を持ち
瞬間的にパワーを爆発させます。

 

こんなイメージです。

 

パソコンの頭脳であるCPUの処理能力が高ければ高いほど
消費電力は高くなるため、バッテリーが早く消耗し
また、パソコンの発熱量も多くなります。

それはまるで、短距離選手のようです。

 

一方、処理能力はそれほど高くないCPUの方は
消費電力も少なく安定したパフォーマンスを持続させることができます。
そのため、バッテリーの持ちは良くパソコンの発熱量も少ないため
軽くて持ち運びしやすいパソコンになります。

それはまるで、長距離選手のように。

 

どちらが優れているとは一概に言い切ることはできません。

なぜなら、お互いにメリットとデメリットを持ち合わせているからです。

 

パソコンを使って何をするのですか?

さて、あなたはパソコンを使って何をするのでしょうか?

中にはこんな方もいました。

「普段は書類作成くらいだけど、たまに動画の編集とかもしたい」

 

贅沢ですね(笑

 

こんな方には「普段使い」のスペックをお勧めします。

「たまに」のために貴重な低電力という性能を無駄にすることはありません。

 

でも「たまに」が「いつも」になったら買い換えどきですね。

 

もう一度、伺います。

あなたはパソコンを使って何をするのでしょうか?