データを蓄積するための要素です。

PCを構成する上で重要な要素のひとつで
ハードディスクなどの磁気ディスクやCD、DVDなどの光学ディスク
USBやSSDといったフラッシュメモリなどを指します。

あれ?

RAMとかのメモリとどう違うの?

なんて思われる方もいるでしょう。

実際にわたしもPCに触れ始めたころそう思いました。

なので、メモリとストレージの違いについてお話しします。

 

電気が通ってなくても大丈夫

ストレージに記憶されたデータは
PCに電気が通っていなくても保持されます。

ですが、RAMの場合はPCをシャットダウンさせたのと同時に
そこに記憶されていたデータは消去されます。

これが大きな違いです。

なので、大切なデータやプログラムは
PCのハードディスクなどのストレージに記憶されています。

ただPCを使っているだけだとあまり気に留めることがありませんが
陰ながら大切なデータをしっかりと守ってくれています。

また、メインメモリの補助をすることもある装置です。

 

ストレージの仕事

ストレージは主に長期的に保持する必要のあるデータを記憶するのが主な仕事です。

PCを起動させるとプラグラムの起動に必要なデータを
ストレージからメインメモリに読み込みプログラムが動き出します。

また補助的な役割としては「仮想メモリ」として働きます。

基本的にメインメモリは高価なため
ほとんどのPCでは多くとも4〜8GB程度の容量しかありません。

ですが、ストレージの場合(特にハードディスク)
250GBや500GBなど、とても大容量です。

よほどのことがなければ使い切ることはありません。

このたくさんある容量の中からデータも何も書き込まれていない部分を
仮想的にメインメモリの補助役として
必要な容量を自動的にメモリとして利用することがあります。

なので、ストレージもSSDなどの処理速度が速い方が好まれます。

 

ハードディスク(HDD)とSSD

ハードディスクとは文字どおり金属のディスクを使った記憶装置です。

金属ディスクに特別な加工を施し磁気を使ってこのディスクに書き込む装置で
技術の進歩によりだいぶ安価になったためほとんどのPCに搭載されています。

しかし、10nmという非常に接近したヘッドを使い記録するので強い振動に弱く
また、物理的にヘッドとディクスを接触させて記録するので
データの読み書きに時間がかかります。

これとは対照的にSSDはUSBメモリやSDカードなどと同様に
フラッシュストレージを使った記憶装置です。

ハードディスクとは異なり、物理的な動作がないため
消費電力が少なく衝撃にも強いのが特長です。

しかし、ハードディスクに比べ非常に高価なため容量が少ないものがほとんどです。

価格 容量 速度
HDD 安価 多い 遅い 大きい
SSD 高価 少ない 早い 静か

利用の目的と、お財布の状況で選んでみてください。

参考:Buffalo おしえて!周辺機器