パソコンを使う上でセキュリティは切っても切り離せない問題です。
MicrosoftのWindows 10 へのアップグレードは、もはやお勧めではなく脅迫まがいになってきているようです。ネットでの評判もなかなか悪いです。
なぜMicrosoftはそうまでしてWindows 10 へのアップグレードさせたいのでしょうか?
やっぱりセキュリティ問題か?
標的型攻撃やランサムウェアなど、サイバーセキュリティの用語を聞く機会が増えたと思います。
先日も大手の旅行会社が不正アクセスを受け、個人情報が漏洩した可能性があると発表されました。
不正アクセスなどの事件の発生件数はとどまるところを知りません。
セキュリティソフトで有名なシマンテックも「1日に100万以上の新種マルウェアが出現している」と発表しています。
そんな厳しい現在、「企業の9割は未知の脅威が侵入済み」「侵入されてから、マルウェアを発見するまで242日かかっている(中央値)」という調査結果もあります。
マルウェアの進化スピードが早くなる中で、古いOSでは対策が困難になっています。
特にMicrosoftシリーズは世界的なシェアが圧倒的で、より対策にかかる時間も経費も莫大になるのは想像に容易いです。
古いOSに対するサポートが難しくなるのはうなずけます。
ユーザーのPC環境をセキュアにし、安心してPCを使ってもらいたい。
新しいWindows 10で、しっかりとサイバー攻撃に対するサポート体制を築いていきたい。
というのがMicrosoftの見解のようです。
参考:ITmediaエンタープライズ
第11回 マイクロソフトはなぜ、Windows 10にアップグレードさせたがる?
とは言うものの…。
使っている環境によってはどうしてもアップグレードできない場合があると思われます。
例えば、職場で使われている独自のシステムがWindows 10 に未対応のため、再開発するのに莫大な経費がかかるためだったり、なかなか新製品の出ない業界で古くからのデバイスを操作するためにアップグレードできなかったりと、状況は様々だと思います。
ただし、将来的に少しでもアップグレードする可能性があるのであれば「無償アップグレード」の権利だけを確保しておくのも良いかもしれません。
Microsoftによるとキャンペーン期間内に一度でもアップグレードを完了したPCにはWindows 10のライセンスが発行され、元の環境に戻した後でも再び無償でWindows 10へアップグレードできるようになります。
つまり、“無償アップグレード権”を手に入れられるというわけです。
参考:窓の杜
Windows 7を当面使い続けるつもりの人は注目!
Windows 10の“無償アップグレード権”だけを確保できる方法
1ヶ月以内であればWindows 7 へのロールバックも可能なので試してみる価値はあると思います。ぜひご検討ください。
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