配線の煩わしさがなく、とっても便利なWi-Fi(無線LAN)ですが、なんの前触れもなく突如として繋がらなくなることがあります。

実はとってもデリケートなWi-Fiなのですが、ほとんどのトラブルはこの方法で解消できるというものがあります!

機器の機の再起動

Wi-Fi の接続不良の原因はたくさん考えられますが、トラブルがあった場合にはそれぞれの機器を再起動するだけで多くのトラブルが解消されます。

ただし、原因を特定するために現状を以下の順序で確認しましょう。

  1. 端末機器(パソコン、スマートフォン、タブレットなど)
  2. ルーター
  3. モデム

広いところから攻めていく感じですね。では、確認のポイントを説明します。

STEP.1 不調な端末を確認する

まず、不調なのは親機に接続している端末すべてなのか、それとも一部の端末だけなのかを特定します。

この時点で全体的に不具合が出ている場合には、親機以上の箇所でトラブルが起きている可能性が高いです。

一部の端末だけの場合には、それら端末にトラブルの原因が潜んでいますので、その端末のトラブルの原因を探っていきます。

ここでも役立つのが「再起動」です。

パソコンにしろスマートフォン、タブレットにしろ再起動するとRAMメモリなどのリソースが一旦初期化されるため、端末がクリアな状況になります。Wi-Fi 接続に限らず、動作不良を感じた時には一旦再起動してみるのが良いかと思います。

ただし、再起動にもデメリットがあります。

作業中の場合、保存せずに再起動すると惨劇が待ち受けてます。

くれぐれも再起動する前には、作業中のファイルをきちんと保存してください。

端末を再起動できない場合は?

何かしらの理由で再起動できない場合には、Wi-Fi の接続を一旦切断してから接続し直します。これでトラブルが解消できれば良いのですが、うまく行かない場合にはやはり端末自体を再起動してみてください。

STEP.2 ルーターを確認する

ルーターが正常の動作しているかどうかを本体のランプなどで確認します。異常を知らせる表示がある場合は回線のトラブル、またはルータのトラブルが考えられます。

手っ取り早いのはやっぱりルーターの「再起動」です。

設定画面を確認し、設定変更を行う際にもモデムは再起動されるので、トラブルがあった際にも、そのほとんどが再起動で解消されます。

再起動の方法はブラウザからルーターにアクセする方法と直接電源を抜く方法のいずれかです。ほとんどのルーターには電源ボタンなどは存在しないため、電源コードを直接抜いて電源を切る必要があります。正しく再起動を行うには、電源が切れてからコンデンサなどに残っている電気を放電し、しっかり電源を切るため10秒以上待つようにしてください。

STEP.3 モデムを確認する

モデムと同様に、異変がある場合にはランプ表示が通常とは異なります。モデムも対処方法は基本的にルーターと同じです。

ただし、再起動してもトラブルが解消されない場合には回線自体のメンテナンスやトラブルが考えられます。こうなると、個人ではどうしようもありません。プロバイダやNTTなどの回線業者のホームページで状況が確認できます。メンテナンスにしろ、トラブルにしろ待つしかありません。

ポケットWi-Fi や携帯のテザリングなど、別の回線を利用できるのであればそちらを利用してみてください。

ほかに気をつけること

意外に見落としがちなのが、物理的な接続不良です。具体的には何らかの原因でモデムと回線の接続外れてしまったり、モデムとルーターの接続が外れてしまったりというものです。こちらも確認しておきましょう。

また、稀なケースにはなりますが、局から自宅までの回線で断線や機器の破損などのトラブルが起きたりする場合もあります。この場合は速やかに業者に相談することをおすすめします。

まとめ

管理人の自宅でもWi-Fi のトラブルがよく起きますが、その多くはルーターの再起動で解消されます。有線と無線を繋ぐ役割を担う機器なので、その分トラブルも多いのかもしれません。

機器の再起動はシステムを読み込み直し、必要なデータなどをキャッシュし直します。ごちゃごちゃになったシステムやデータをスッキリさせるイメージですね。再起動はこのように、システムやキャッシュデータをスッキリさせて不具合を解消させる効果があります。

何らかの不具合に見舞われた時、それぞれの機器を再起動してみてください。

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