2017年6月5〜9日に開催されたAppleの開発者向けのイベントWWDC 17では、たくさんの発表があった。
新しいiPad Proや脅威のスペックを持ったiMac Pro、Siriを搭載したスピーカーHomePod、iOS 11、macOS High Sierraなどなどざっと挙げただけでもこれだけある。
18Coreのモンスター、iMac Pro
「iMac」ってコンシューマ向けの製品だったんじゃ…、とか言うのは古いMacユーザーくらいだろうが筆者はそう感じてしまった。
もうiMacは以前のコンセプトからはかけ離れ、一つのパソコンのブランドとして確立された証拠だろう。
このiMacが「Pro」として破格のスペックを持って登場するらしい。
CPUには8Core、Xeonを搭載だが、10Core〜18Coreまでアップグレードできるようです。
18Coreって一体どんなだろう?
GPUには新しい「Radeon Vega Graphics」を採用。
メモリは128GB ECC memory、SSDも4TBまでサポートされるようです。
リアルタイム3Dレンダリング、VRなどもこれくらいのスペックを持って入れば快適でしょう。
なるほどPro向けの贅沢マシンですな!
リニューアルのiPad Proシリーズ
iPad Proシリーズにも新しく10.5インチモデルが追加されました。
ベゼルはより細くなり、約20%も画面占有率が増えています。
重さは「1ポンド(453g)」程度とのこと。
9.7インチiPad ProのWi-Fiモデルが437gなので、サイズも重量も少し大きくなっているようですね。
今回のリニューアルでは、液晶画面に「ProMotion」機能が追加されます。
リフレッシュレートは60Hzから最大120Hzへと大幅に向上。
スクリーンのスクロールや動画が滑らかになることでしょう。
このリフレッシュレートはバッテリーの消費も考慮され動的に変化します。
静止画を表示しているシーンでは、リフレッシュレートを下げてバッテリー消費を減らしたりもするようです。
Apple Pencilも連動してレイテンシは20msに短縮されるとのこと。
これまで以上にApple Pencilで滑らかに書けるようですよ。
Apple Pencil愛用者としては嬉しい限りです。
スペック面では6CoreのA10X Fusionが採用されています。
従来のA9Xに比べると、CPUは30%向上、GPUは40%向上。
バッテリーの持ちはおよそ10時間。
カメラはiSightカメラが12MPでF1.8。
FaceTimeカメラは7MPです。
iOS 11でも紹介する予定ですが、iPadの買い替えを検討していた筆者にとってはビッグニュースでしたね。