今でも人気の高いユニボディーのMacBookですが、すでにOSのサポートが切れてしまっているという事実…。

愛着があり使い続けたいのですが、セキュリティ面などを考えると問題があります。

最新の環境を手に入れることができれば問題が解決するのですが…。

発表からすでに10年

Intelプロセッサを搭載したMacが発表されたのが2006年1月6日、MacBookは5月16日と、すでに10年が経っています。

そんな、Intel Macですが、特にユニボディのMacBookは10年経っても人気が衰えることなく、ヤフオクなどでも未だ取引されています。

でも、問題が一つ…。

そう、OS Xのサポートがすでに切れているのです。

これではセキュリティ面での危険性が高く、Macとはいえ安心して使うことはできません。

とはいえ、筆者も含めまだまだ使い倒したい人もいると思います。

今回、用意したのはMacBookの初期マシンA1181(モデルNo. MacBook1,1)、Intel Core Duoを搭載したMacBookです。

参考:MacBook – 技術仕様

 

Linuxは古いパソコンを救う

linuxここ10年のパソコンは非常に良くできていて、まだまだ使うことができます。

しかし、古いパソコンの場合、だいたいはメーカーのサポートが切れてしまいます。

今回用意した MacBook の場合は OS X v10.6.8 までアップデート出来るものの、この OS X のサポートはすでに切れている状態です。

非公式ではありますが、古い MacBook でも、一部機種ではパッチを当てて最新の macOS をインストールすることができます。

サポート対象外の Mac に「 Hight Sierra 」をインストール?!

が、今回の MacBook はこちらのサポートからも外れてしまっています。

これではとても最新の環境とは言い切れません。

さてそんな時、どうしたらよいのでしょう?

そこで救いを求めたのがLinuxです

Linuxであれば多少古いパソコンでも十分に現役マシンとして使うことができるようになります。

また、Linuxでは32bit版でも64bit版でも更新されており、好みにより最新の環境を手に入れることができます。

▼こちらも参考にどうぞ▼
【2018年まとめ】初心者必見!PC-FREEDOM流おすすめ Linux 5選

ちなみに今回のMacBookに搭載されているCore Duoは32bitで動作するプロセッサなので、選ぶOSは32bit版になります。

マルチブートのrEFItって?

rEFIt
Intelプロセッサを搭載したMacで複数のOSを使うことができるようにするフリーウェア「rEFIt」の画面。

Intel MacではWindowsを利用するための「Boot Camp」というソフトウェアが存在しますが、Windowsだけのものになります。

MacでWindowsの他にもLinuxが使いたいという欲張りな方にもオススメなのが「マルチブート」です。Macでマルチブートを実現するためのソフトウェアが「rEFIt」です。

もともとはIntel Macを有効活用するためのプロジェクトで、実はマルチブートの他にも技術的な使い方ができるソフトウェアです。

今回は古いMacで最新のLinuxをインストールするのに使いますが、興味のある方はぜひ公式ホームページをご覧ください。

2013年3月29日以降、公式ホームページでは更新されておりませんが古いIntel Macを使う上で重要なフリーウェアです。今でも十分に使える情報が満載なので、ぜひ参考にしてください。

参考:The rEFIt Project

古いMacに最新のOSをインストールしてみた

インターネット上の情報を見てみると、ほとんどの場合デュアルブート以上での環境の構築を進めていましたが、筆者の場合は特に、必要なデータがあるわけでもないので、思い切って完全なシングルブートのLinuxマシンにしてみることにしました。

システムを完全に初期化し、ブートローダーもインストールされるのでOS Xが残っていなくても起動できるようになります。

万が一を想定して、作業を行う前に必要な環境のバックアップを取っておくことをオススメします。

 

予備情報として

より快適な環境を手に入れるために、メモリの増設とHDDをSSDに換装することをオススメします。

対応メモリはDDR2 SDRAM (PC2-5300)で最大2GBまでなので1GB×2枚の組み合わせになります。1GBのメモリの数が減ってきているので新品の入手が難しくなってきています。

Amazonで確認する

シリコンパワー メモリモジュール 200Pin SO-DIMM DDR2-667(PC2-5300) 1GB ブリスターパッケージ SP001GBSRU667S02

 

SSDはだいぶ充実し、価格もこなれてきたのでお好みの容量のものを選ぶと良いでしょう。ちなみにAmazonではCrucialの240GBのコストパフォーマンスがとっても良いので、筆者も無駄に購入してしまいました(苦笑

Amazonで確認する

Crucial [Micron製Crucialブランド] 内蔵 SSD 2.5インチ BX200シリーズ ( 240GB / 国内正規品 / SATA / 7mm / 9.5mmアダプタ付属 ) 自社製TLCメモリー搭載 CT240BX200SSD1

 

追記:rEFInd

refind

更新のされていないrEFItの他にもrEFInd Boot Managerというフリーフェアもあります。こちらはまだ情報の更新がされています。

参考:The rEFInd Boot Manager