“もうちょっとだけ”画面がほしいとき

例えば、ノート PC 1 台とかで作業していると、時々こう思いませんか?
「もう1画面まではいらないけど、ちょっとだけ画面が広ければ…」
オンライン会議の最中に、脇でちょっとだけ資料を確認したりチャットを開いておいたり、動画編集や配信をする際にその台本を開いておいたり、またその際の映り具合を確認するための、まさにモニターの役割をしたり。そんな時にモバイルモニターの出番です。
たとえば、よくある 13 インチや 15 インチクラスのモバイルモニター。便利なんですが「いつも持ち歩く」にはちょっと大きいと感じることも、無くはないです。持っていっても、使わないこともありますからね。

でも、そう思って持ち歩かない時に限って、ふとした拍子に使いたくなったりするものです。
また、仮に持っていたとしても例えばカフェで、ちょっとだけ確認したいのに小さなテーブルだったり、新幹線の座席だったりだと、「あっ…ちょっとこれ出すの、気を遣うな」と感じることもしばしば。

そういう「ちょっとだけ」のために、もう1枚のモニターを出すのは、少し大げさな場合って、思いの外あります。でもそこに、小さくてもちゃんと表示できるモニターがあればどうでしょう…?
そんな時に便利なのが、10 インチクラスのモバイルモニターです。

カバンの隙間にサッと入って、取り出すのにも、設置スペースにも気を遣わず、小さいからこそとても軽量。どこにでも置ける、だからどこでも使える。 狭い場所でも気にせず設置できて、必要なときにだけサッと出せる。そして、デバイスが対応していれば、接続もType-Cケーブル1本。 電源いらずで、マウスをつなぐくらいの感覚で使うことが出来る。
実はこれって、すごく大事なことだと思います。
「毎日持ち歩ける」って、こういうことかもしれません。
少し前の 10 インチクラスだと WXGA(1280×720)や、場合によっては XGA(1024×768)といった低めの解像度が多かったです。特に、Raspberry Pi などの SBC 向けとして提供されているモニターではその傾向が顕著でした。以前はそれでも十分だったのかもしれませんが、スマホやタブレットも高解像度になったにも関わらず、なぜにモバイルモニターは?と思っていた人たちも少なくないはず。

それが、最近どんどん、ニーズ高まり…というか、そもそも潜在的にニーズがあったのでしょう。サイズが小さくても Full-HD 以上の高解像度モデルを見かける機会が増えたように思います。
で、この 10 インチクラスのモバイルモニターですが、なんと言うか…0.5画面とも言うべき、ちょい足し感が良いサイズなのかもしれません。
HAILESI 10.5 インチモバイルモニター

ということで、そんなちょい足しに良い、+0.5 画面の 10 インチクラスのモバイルモニターを紹介いたします。今回は同じ箱が2つありますが、タッチ操作に対応したモデルと、そうでないモデルです。ぶっちゃけ、ぱっと見てどちらがどちらか見極めることができませんが…。
ラベルだけが頼りです。


実は以前にも 10 インチクラスのモニターを紹介いたしましたが、10 インチクラスのモバイルモニターって、最近熱いです!
今回の HAILESI のモバイルモニターもそうです。

サイズは 10.5 インチの小さな画面ながら、解像度は 1920×1280 というフル HD 以上の WUXGA 解像度、アスペクト比 3:2 の画面比率を採用しています。そして解像度が高いこともさることながら、パネルには 178 度の広い視野角を誇る IPS パネルを採用しており、コントラスト比 1600:1、明るさ 420nit、sRGB100% のメリハリのある、明るく広い色域に加え、HDR 対応と、一般的な 13 インチや 15 インチクラスのモバイルモニターと遜色がないスペックが揃っています。

また、さっきも言いましたが、タッチ搭載モデルと非タッチモデルがラインナップされているので、好みに応じて選ぶこともできます。タッチモデルでは直感的な操作を実現する 10 点マルチタッチ対応なので、キーボードやマウスなしで、ピンチズームやスクロールなどのタッチ操作ができます。もちろん OS による制約はありますが、指先での直感的な操作ができます。
画面表面は、タッチ搭載モデルと非タッチモデルのいずれもグロス仕上げになっています。

そう聞くと、どっちがどっちかわからなくなりそうですが、見た目でも違いは確認でき、タッチ搭載モデルは画面全面がフラットになっているのに対し、非タッチモデルでは、縁と画面に段差があります。これで見分けることができます。

どちらのモデルにもスピーカーが内蔵されており、流し見の動画を再生しておくのにも向いていますね。
接続のための端子類ですが、向かって右側に、フル機能の USB Type-C ポートを2つと mini HDMI ポートを搭載しています。
フル機能の Type-C ポートなので、接続先のデバイスが対応さえしていれば、ケーブル1本で映像入力や PC への給電が可能、もちろん接続は、ドライバー不要のプラグ&プレイ対応です。

左側には、電源ボタンとメニュー・決定ボタンが配置されています。

で、このモニターは自立できるタイプです。ヒンジが 95度まで開くので、好みの角度に調整することができるのもポイント高いです。

といった感じで、サイズは 0.5 画面と小さくても、モニタとしての機能はちゃんと1枚分をしっかり搭載しています。
「サイズは“ちょい足し”、でも性能は“しっかり足し”」 そんな感覚です。
今回のまとめ

今回はちょい足しモバイルモニターとして HAILESI の 10.5 インチモバイルモニターを紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
このモニター、というか 10 インチクラスのモバイルモニターは、「1画面追加」というよりは「あと0.5画面だけ広げる」ような Plus 0.5 画面の使い方がぴったりだと感じました。

チャットを出しておいたり、カンペを脇に置いておいたり、参考資料を開いておいたり。ただそれだけのことなのに、すごく快適になる場面は、意外と多いです。手軽に持ち歩ける。気軽に出せる。使うのが億劫じゃないという感じで、結果的に「使っている時間」が多くなるかと思います。そういう意味で、こちらも「使い勝手のちょうどよい」モバイルモニターでした。

お値段も、Amazon ではクーポン割引やポイントアップなどでお得に手にいれることができます。
といったところで、以上となります。今回も最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。
なんちゃってエンジニアリングPC-FREEDOMのコダシマでした。