AIの快進撃に潜む懸念
筆者が別に管理するブログでも AI について書いたのだが、アルファ碁とエクス・マキナによって AI について考えさせられた。
K.D.S.M : AI コンピュータは完璧な嘘をつく。とぼくが思った理由とは?
AI の進歩について両手放しで喜んではいけないと思う。
とにかく、ぼくが真っ先に思ったのは AI がその気になれば人間に嘘をつくなど簡単だと言うこと。
その良い例がアルファ碁の連勝だと思う。
アルファ碁の引退記事を読んでいて感じたことなのだが、たとえゲームであったとしても相手の先を読み布石を敷きながら勝利するプロセスは、別な角度から言うと人の裏をかき目的を達成すると言い換えることができる。
つまり場合によってその行為が嘘となる。
特に AI の場合、今のところ感情を持ち合わせていないため淡々と目的を達成させるためのプロセスを機械的にこなして行くことだろう。
これは人間にとってどう影響するのだろうか?
AI が目的とするものが何かによって結果は変わると思うが、筆者は正直なところネガティブなイメージしかできない。
「ターミネーター」シリーズの見過ぎだろうか?
どこまで AI を管理できるか?
筆者は AI を神とするか悪魔とするかはどこまで AI を管理できるかによると思っている。
火を手に入れた時の人間と似ているように思ったが、火と AI との大きな違いがある。
コミュニケーションが取れるかどうかだ。
火とはコミュニケーションは取れないが AI とはコミュニケーションが取れる。
この違いは非常に大きく火を扱うより、もっと高度で難易度の高い管理が必要になる。
そしてその管理については未熟なため、これからもっと検討されていかなければいけない。
また、AI によって多くの仕事が人と入れ替わるとも言われている。
生活は当然ながら激変するだろうし、ビジネスの形も今とは別物になって行くだろう。
しかし、そこに至るにはやはり完璧な管理が必要になる。
高度な能力をもつ AI が事故を起こすことは絶対にあってはならない。
AI の事故=「ターミネーター」シリーズの世界をどうしても想像してしまう。
完璧な管理ができたとすれば
ただし逆に完璧に AI を管理運営することができれば、大きな恩恵を受けるのは間違いない。
人為的なミスによって起きていた事故、例えば交通事故などは減って行くだろうし、多くの仕事が AI によって正確に自動化されるため余計な労災なども起こりにくくなる。
また、人が入り込めない災害地、深海や火山など危険な場所への調査などにも役立つだろう。
AI によって今まで以上の安全は保証されることが予想される。
技術の進歩と生活の向上のため今後も AI の進歩は止まることがないだろう。
しかし同時に AI が諸刃の剣になることは心しておかなければいけない。
あくまでも AI も道具の一つにすぎないであろうが、その道具が人間に対する文字通りの刃になってはいけない。
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