日本時間2017年9月13日午前2:00から、Apple Special Eventが開催されました。今回の目玉「 iPhone X 」が今度のiPhoneのフラグシップモデル。
新しいiPhone は8と8 Plus、そして X
リークされた情報で伝えられていた通り、新しいiPhoneの名前は8と8 Plus、そしてX(テン)。
iPhone 8と8 Plusは予約開始が2017年9月15日、販売開始は9月22日から。対するiPhone Xはリーク情報でも伝えられていたように8、8 Plusより遅れて、予約開始が2017年10月27日、販売開始は11月3日。どちらもストレージは64GBと256GBの2種類。
最新のテクノロジーがぎっしり詰め込まれているデバイスなのは周知の事実ですね。
iPhone 8 Plus VS iPhone X
スペックを見てみると、8 PlusとXの性能はほぼ一緒ですが、大きな違いは「ディスプレイ」と「認証方法」。簡単にiPhone 8と8 Plus、Xのディスプレイの比較をして見ました。
ディスプレイの比較
iPhone 8
- Retina HDディスプレイ
- IPSテクノロジー搭載4.7インチ(対角)ワイドスクリーンLCD Multi‑Touchディスプレイ
- 1,334 x 750ピクセル解像度、326ppi
- 1,400:1コントラスト比(標準)
iPhone 8 Plus
- Retina HDディスプレイ
- IPSテクノロジー搭載5.5インチ(対角)ワイドスクリーンLCD Multi‑Touchディスプレイ
- 1,920 x 1,080ピクセル解像度、401ppi
- 1,300:1コントラスト比(標準)
iPhone X
- Super Retina HDディスプレイ
- 5.8インチ(対角)オールスクリーンOLED Multi-Touchディスプレイ
- HDRディスプレイ
- 2,436 x 1,125ピクセル解像度、458ppi
共通
- True Toneディスプレイ
- 広色域ディスプレイ(P3)
- 3D Touch
- 最大輝度625cd/m2(標準)
- 広視野角のためのデュアルドメインピクセル
- 耐指紋性撥油コーティング
- 複数の言語と文字の同時表示をサポート
一番の違いはLCDディスプレイとOLED(有機LED)ディスプレイ。特にiPhone XのSuper Retina HDと呼ばれる458ppiのディスプレイの美しさは噂の段階から注目の的でしたね。
認証の比較
iPhone 8と8 Plusでは今まで通りTouch IDが導入されており、iPhone Xでは新たな認証システムが導入されました。それが「Face ID」。
Face IDは、TrueDepthカメラによって機能し、持ち主の顔を使ってロック解除、認証、支払いを安全にできるようにする新しい方法です。30,000以上の目に見えないドットを投射して解析し顔の精緻な深度マップを作ります。これが認証キーになります。この顔のマッピングは 機械学習により、時間とともに変化する、外見の身体的変化に適応していく優れもの。
「未来をその手に」の通り、まるでSF映画みたいなことが現実になりましたね。
Face ID:iPhone 8、8 Plus
TrueDepthカメラによる顔認識の有効化Touch ID:iPhone X
ホームボタンに内蔵された指紋認証センサー
共通する性能
iPhone 8、8 Plus、Xの共通する部分は非常に多いです。
以下は主要な性能として「チップ」と「カメラ」の性能を抜粋して見ました。
チップ共通
- 64ビットアーキテクチャ搭載A11 Bionicチップ
- ニューラルエンジン
- 組み込み型M11モーションコプロセッサ
カメラ(iPhone 8 Plus、Xのみ)
- 12MP広角カメラと12MP望遠カメラ
- 広角:ƒ/1.8の開口部
- 望遠:ƒ/2.4の開口部
- 光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム
- ポートレートモード
- ポートレートライティング(ベータ版)
- 光学式手ぶれ補正
- 6枚構成のレンズ
- クアッドLED True Toneフラッシュとスローシンクロ
- パノラマ(最大63MP)
- サファイアクリスタル製レンズカバー
- 裏面照射型センサー
- ハイブリッド赤外線フィルタ
- Focus Pixelsを使ったオートフォーカス
- タップしてフォーカス(Focus Pixelsを利用)
- 手ぶれ補正機能を使ったLive Photos
- 写真とLive Photosの広色域キャプチャ
- 強化されたローカルトーンマッピング
- 人体検出と顔検出
- 露出コントロール
- ノイズリダクション
- 写真の自動HDR
- 自動手ぶれ補正
- バーストモード
- タイマーモード
- 写真へのジオタグ添付
- 画像撮影フォーマット:HEIF、JPEG
FaceTime HDカメラ(iPhone 8、8 Plus)、TrueDepthカメラ(iPhone X)
- 7MPカメラ
- ポートレートモード
- ポートレートライティング(ベータ版)
- アニ文字
- 1080p HDビデオ撮影
- Retina Flash
- ƒ/2.2の開口部
- 写真とLive Photosの広色域キャプチャ
- 自動HDR
- 裏面照射型センサー
- 人体検出と顔検出
- 自動手ぶれ補正
- バーストモード
- 露出コントロール
- タイマーモード
まとめ
筆者の率直な感想。
iPhone X のインパクトが正直イマイチ。
リーク情報が正確だったためか、iPhone 8 Plusの出来が非常に良く8 PlusとXとの差がほとんどないためか、理由はよくわかりませんが、iPhone X に対するインパクトが思ったほどありませんでした。
とは言え、iPhone X のSFみたいな顔認証や美しいディスプレイ、高機能なカメラが魅力的なのは間違いありません。8 PlusとXとの価格差も思ったほどないので、悩ましいですね。
…って、すでに選択肢はiPhone 8 PlusとiPhone X に絞られていました。
いや、それよりも気になったのが「Apple WATCH series 3」!
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