I-O DATA の HDMI キャプチャーボード GV-HDREC で動画撮影がしたいために VGA → HDMI 変換を Amazon で買った。
アナログ RGB とも D-sub とも呼ばれるモニタの端子では、HDMI しか持たないこのキャプチャーボードでは撮影できない。
旧マシンを HDMI キャプチャーボードに接続するには?
なぜキャプチャーボードを通したかったかと言うと、PC の操作方法を BIOS の画面から何からクリアに撮影したかったから。
今回、Amazon で「 eSynic VGA to HDMI 変換器」というものを購入した。
画面の前にカメラを構えて撮影するよりも、画面をキャプチャーした方が断然キレイに撮れる(はず)なのだ。
あと、もうひとつくらい屁理屈を付け加えると Intel や AMD などのメーカーが、2010年に発表した内容では、2015年までに VGA への対応を終了し HDMI や、その互換である DisplaPort に移行するとの方針。
実際に最近発売されたディスプレイの中には HDMI しかないディスプレイもある。
LG のディスプレイとか、最近そうだよね。
否が応でもこのアダプタが必要になる(はず)。
何より便利がイイ(はず)。
だから買った。
VGA → HDMI 変換アダプタ実装
デスクトップ PC は問題なかった。
望んだ通り、キレイに BIOS 画面の撮影ができた。
コレは満足。
いやぁ、コレ使えるなぁ。
良い買い物したかも。
…っと思ったのも束の間、問題が発覚した。
問題だったのはノート PC 。
全然気づかなかった。
いつもテストで使っている FMV C-8250 は、外部ディスプレイを接続するとクラムシェルでも使える。
いけるかと思っていた。
でも当たり前だけれどノート PC はディスプレイ内蔵という扱いのため、外付けのディスプレイより優先される。
つまり、BIOS が表示されるのは内蔵のディスプレイであって、外付けのディスプレイに BIOS は表示されない。
…やってもうたか?
しかも OS を起動する際には、信号があれこれ入れ替わるためか、キャプチャーボードで映像が撮影できなかったりする。
もしかして、必要なかった…?
いやいや、まだ使い道はある。
今回購入した VGA → HDMI 変換アダプタは、音声を USB でディスプレイに送る仕組みになっている。
配線もシンプルになって、クリアな音声を楽しめるではないか!
…でも、ノート PC って USB ポートが余るほどあるわけではない。
クラムシェルで使うため、キーボードとマウスも接続すると、もうポートの余りが1つしかない。
おまけに僕は最近 Youtube へのアップ用とか、画面キャプチャーのほとんどを Linux で行なっている。
SimplescreenRecorder は非常に優秀だ。
…。
…。
…。
黙って VGA で接続し、音声をミニジャックで送っても果は同じ。
ちなみに USB ポートを空けるため、USB から PS/2 に変換するアダプタも引っ張り出してきた。
マイクとヘッドフォンのミニジャックはフロント側にあるので、音声はミニジャックでディスプレイと接続。
…。
…。
…。
うむ。
同じ結果が得られてしまう。
せっかく買ったのだけれども、実はいらなかった…かな?
個人的な意見ですが、
使い道ありました。
キャプチャーソフトが入っていない PC や、キャプチャーソフト自体の使い方や操作などをキャプチャーするときに使える。
…というか、これがキャプチャーボードの本来の使い方だよね。
低スペックマシンでキャプチャーしながら操作すると、カクカクするのはもちろん、音声の遅延が発生したり思わぬトラブルに見舞われる。
そんなときに、外側からキャプチャーすることができれば、マシンのリソースは確保できるので、ちょっとだけましになる。
本来想定していた使い方だったハズだけれども、SimplescreenRecorder の使い勝手があまりにも僕好みだったために迷走した。
いくら優秀で僕好みのソフトウェアでも、インストールしていなければ使うことができない。
インストールしていても、ソフトウェアを起動しなければ撮影できない。
そんな外側から撮影する場合には、やっぱりなくてはならない。
そもそも「 SimplescreenRecorder の操作方法を動画で撮影」なんてことになったら、やっぱり一連のハードウェアが必要になる。
結局のところ、古い PC を使って画面キャプチャーに関わるのであれば、やっぱり変換アダプタは必要になるな。
先にも述べたとおり HDMI 接続しかできないディスプレイもあるが、実際のところまだまだ多くのディスプレイでは D-sub 端子があるので全く困ることがない。
なくても困ることはないが、いざという時にあると便利な品だ。
ちゃんと出番のある買い物ができたことに一安心。