今回は、Teclast の Android タブレット「T40 Air」についてご紹介します。

この T40 Air は、エレガントなスペースグレーの仕上げ、ストレートエッジ、そして Air の名前の通りの薄さと軽さを持つ、Android タブレットです。今回のレビューでは、このタブレットの主な特徴や性能、そして実際の使用感について深掘りしていきます。このレビューを通じて、Teclast T40 Air の魅力をアナタにしっかりと伝えられればと思っています。

それでは、さっそく詳しく見ていきましょう!

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Teclast T40 Air の仕様とデザイン

まずは開封しながら T40 Air タブレットの仕様とデザインを見ていきましょう。

主な特徴は次のとおりです。➡スペック表はこちら

SoC の CPU は Unisoc T616。最大 2.0GHz で動作するハイパフォーマンスの Arm Cortex-A75×2 コアと、最大 1.8GHz で動作する電力効率の良い A55×6 コアのオクタコアのプロセッサを搭載しています。

T616 はもともとスマホ向けの SoC のため、このタブレットも電話機として使えます。

デュアル SIM 対応で、音声通話もできます。

Unisoc の SoC 搭載タブレットは、初期設定で VoLTE が使えないといったコメントも見かけましたが、T40 Air では「HD」が表示されました。

HDは「High Difinition Voice」の略で直訳すると「高精細な音声」となります。ざっくり言えば、高い音質での通話ができ、相手の声が奇麗で聞き取りやすくなる技術です。

現在のデバイスで「HD」と表示される場合は、主に VoLTE で接続されていることを意味します。VoLTE は「Voice over LTE」の略でありLTE(4G)を使った音声通話となります。

またこの SoC の GPU は、最大 750MHz で動作する Arm Mali-G57 1 コアのものが搭載されています。メモリは、基本 8GB に加えて、空いているストレージスペースを最大 8GB までメモリとして拡張でき、合計 16GB メモリとして使用することができます。ストレージは 256GB と大容量に加え、最大 1TB までの Micro SD カード (FAT32 形式) に対応しています。

では本体を見てみましょう。

まず目を引くのは、洗練された色合いとストレートエッジのデザインです。モダンでシンプルな印象をうけるデザインです。iPad を意識しているのは当然ですが、コダシマはこういったエッジのあるデザインが好きです。

で、このタブレットの薄さは 7.5mm。持ち運びにも便利なサイズ感で、さらに重さはわずか 460g。(実測は 468g でした。保護フィルムの重さ分でしょう)

金属ボディでバッテリーが 7200mAh もあるにも関わらず、この重量は驚きですね。日常の持ち運びや、外出先での使用にも最適です。

ディスプレイの特徴

続いて、T40 Air タブレットのディスプレイの特徴に焦点を当ててみましょう。ディスプレイは 10.34 (およそ 10.4) インチの、視野角の広い IPS ディスプレイが採用されています。このタブレットは、2000×1200 2K の完全にラミネートされたディスプレイを採用しています。鮮明でクリアな映像を楽しむことができ、映画やゲームなどに最適です。

また、120Hz のタッチサンプリングにより、非常にスムーズなタッチ操作が可能とのことですが…、

チェックアプリが悪いのか保護フィルムが悪いのか、原因は定かではありませんが、数値が落ち着きませんでした。が、最大値は明らかに数値が 120Hz を超えているので、間違いはなさそうです。

そして、このディスプレイの最高輝度は 350nits となっており、屋外など明るい場所でもはっきりとした映像を楽しむことができます。さらに、T-Color 3.0 技術により、リアルな色再現が実現されています。とのことですが、具体的にどんな技術なのかに辿り着くことができませんでした。Teclast 独自のカラー技術 3.0 ってことでしょうか?ちゃんと聞いておけばよかったです。

いずれにせよ、この技術によって写真や動画の色彩が、より鮮やかに、より忠実に再現されるとのことです。

ディスプレイの品質は、タブレットの使用感を特に大きく左右します。タッチ反応やタッチ領域のチェックも行いましたが、特に大きな問題はありませんでした。

コダシマの見た感じにはなってしまいますが、T40 Air のディスプレイは充分に高品質と言えます。

Teclast T40 Air のパフォーマンス

次に T40 Air のパフォーマンスについて詳しく見ていきましょう。

おさらいになりますが、このタブレットは最大 2.0GHz で動作する Unisoc T616 オクタコアプロセッサを搭載しています。さらに、グラフィックスには Mali-G57 GPU が採用されており、高いグラフィック性能を発揮します。

RAM は 8GB を搭載し、さらに最大 8GB の拡張メモリによって最大 16GB メモリとして使用することが可能です。内蔵ストレージは 256GB と十分な容量を持っているのに加え、最大 1TB までの Micro SD カードを拡張することができます。

ココで、そのパフォーマンスを数値で比較してみましょう。

T40 Air は Unisoc T616 を搭載しているので、T606 とどれくらい違いが出るのか気になったので確かめて見ました。

Antutu 

https://www.antutu.com/en/index.htm

Geekbench 

https://www.geekbench.com/

PerformanceTest

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.passmark.pt_mobile&hl=ja&gl=US&pli=1

いずれの結果も、数値で見てみると思いのほか T606 との差は大きくないように感じました。しかし、実際の使用感となると、少し違ってきます。

スマホやタブレットのパフォーマンスを試すのにゲームが最適です。ってことで T40 Air でゲームしてみました。

T616 は比較的安価ではあるものの、そこそこのパフォーマンスを発揮します。「Call of Duty」や「原神」といった 3D を多用したゲームも、画質を落とせばプレイできます。これらのゲーム、T606 では画質を落としても動作が厳しかったゲームです。T616 搭載機の Teclast T40 Air では、そこそこスムーズにプレイできました。

ちなみに、スピーカーが 4 箇所にあるため、横位置で手持ちしてもしっかり音声を聞き取ることができます。また、3.5mm のオーディオジャックも健在なので、一般的なヘッドフォンの使用や FM ラジオアプリの利用もできます。

ここら辺は、さすがといったところです。

ゲームメインのユーザーにはスペック的に物足りなさもあるかもしれませんが、オフィスソフトや電子書籍の閲覧、動画視聴といった用途では充分なパフォーマンスを発揮してくれます。

Widevine DRM L1 対応

動画視聴の話が出たので、Widevine も避けては通れないですね。

この Teclast T40 Air の特徴の一つとして挙げられるのが Widevine DRM L1 対応です。いつもこのブログをご覧頂いている方はもうおわかりでしょうが、Widevine は Google が提供するデジタル著作権管理 (DRM) システムの一つです。

このシステムは、コンテンツの保護と配信を目的として、特にストリーミングサービスでの動画や音楽の著作権を保護するために使用されます。Widevine には、3 つのセキュリティレベルがあり、それぞれのレベルは、デバイスのセキュリティ能力を示しています。

T40 Air が対応している Widevine L1 は、最も高いセキュリティレベルです。

L1 対応デバイスでは、コンテンツはデバイスのハードウェアレベルで暗号化され、安全にデコードされます。例えば、Amazon Prime Video などのストリーミングサービスでは、HD や UHD といった高品質コンテンツを再生するためには、デバイスが Widevine L1 に対応している必要があります。つまり L1 に対応していないデバイスでは、低解像度のコンテンツしか再生できません。

T40 Air は L1 対応なので Prime Video では、しっかりと高品質の映像を楽しむことができました。

が、残念ながら Netflix では SD 画質までしか対応していませんでした。

他のタブレットの紹介の際にもお伝えしていますが、どうも Netflix の要件は高いようで、Widevine L1 に対応していても Netflix で HD 画質に対応するデバイスはまだ限られているようです。

Netflix を利用しているユーザーも多いので、今後はココも選ばれるポイントになるのは間違いないでしょう。

バッテリーと充電

これら Teclast T40 Air タブレットのパフォーマンスを支えるバッテリーと、充電に関する特徴を詳しく見ていきましょう。

このタブレットは、7200mAh の大容量バッテリーを搭載しており、長時間の使用も安心して行うことができます。使用するアプリや条件によって異なりますが、コダシマがゲームをプレイしたときの最大電力は 1500mA 程度ありました。

仮にコレを平均だとして計算すると…

7200mAh / 1500mA = 4.8 時間

ちなみに通常時、明るさ 80% の状態で 800mA 程度の消費電力でしたので、こちらでも計算してみると…

7200mAh / 800mA = 9 時間

いずれにしても長時間利用できますね。

また、18W の PD (Power Delivery) 高速充電に対応しており、短時間での充電が可能です。急な外出前や移動中でも、サクッと充電して使用することができます。

こちらも計算してみると…

5V の充電器を使ったとして

18W / 5V = 3.6A 
7200mAh / 3600mA = 2時間

あくまでも計算上のため、実際の充電時間とは異なりますが、フル充電にかかる時間はおよそ2 時間といったところです。コダシマの場合、40〜60% くらいで充電を始めるので、もっと短い時間で充電ができます。

このように T40 Air は日常生活やビジネスシーンで、安心できるバッテリー容量と充電速度を持っていますね。

Teclast T40 Air のまとめ

今回の Teclast T40 Air タブレットはいかがでしたでしょうか。

T40 Air は日常生活の利用に充分なパフォーマンス、美しいディスプレイ、そして大容量のバッテリーを持ったタブレットです。また、本編ではスルーしてしまいましたが Android 13 のカスタマイズ機能やセキュリティ面での強化も魅力的です。

ちょっとデスクトップ OS 的な雰囲気のある特徴的な UI も良かったですね。

ココ最近、Teclast のタブレットを触っていなかったせいもあってか、これまでに見たことがない UI でしたが、案外と直感的に使えとても好感が持てました。 

ただ、どうしても iPad などの他の高級ブランドのタブレットを引き合いに出されると、どうしても劣る点があります。

価格を考慮すると、十分に魅力的な選択肢と言えるでしょう。ちなみに、Amazon では実売価格およそ2万円程度。iPad などのハイブランドと比べるのは違いますよね。

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Teclast T40 Air は、同程度の価格のタブレットが多く存在する価格帯にあるタブレットです。群雄割拠の価格帯ですが、そのデザインや軽さ、品質はやっぱり見逃せませんね。T40 Airタブレットは、その価格帯での最良の選択肢の一つと言えるでしょう。

といったところで、レビューを締めたいと思います。

Teclast T40 Air に興味を持たれたアナタのために、動画概要欄に公式サイトや Amazon のリンクを貼っておきますので、ぜひぜひチェックしてみてください

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スペック表

モデルTeclast T40 Air
CPUUnisoc Tiger T616, 8コア, (2 x A75@2.0GHz + 6 x A55@1.8GHz)
GPUArm Mali G57 1Core @750MHz
メモリLPDDR4X 16GB (基本 8GB + 最大 8GB 拡張可能)
ストレージUFS 2.x 256GB (1TB TF 拡張可能), FAT32 形式
画面10.36“ FHD IPS 2000×1200, 350nits, 120Hz タッチサンプリング
システムAndroid 13, GMS認証済, Google Widevine DRM L1
カメラ背面: 13MP カメラ + 3MP 補助カメラ / 前面: 8MP カメラ
バッテリー7200mAh, 18W PD 急速充電対応 (5.0V/3.0A)
オーディオ内蔵デュアルスピーカー、3.5mm ヘッドフォンジャック
SIM 対応[4G] FDD: B1/B3/B5/B7/B8/B20, TDD: B34/B38/B39/B40/B41
[3G] WCDMA: B1/B2/B5/B8, [2G] GSM: B2/B3/B5/B8
Wi-Fi2.4G+5G (802.11 a/b/g/n/ac)
BluetoothBluetooth 5.0 (Bluetooth オーディオプロトコル: SBC)
センサーGPS/GLONASS/BDS/GALILEO
ジャイロスコープ、重力センサー、光センサー、
距離センサー、ホールセンサー
インターフェースType C *1、TF/SIM *1、イヤホンジャック *1
サイズ246 ×156 ×7.7 mm
重さ464g