iPhone 7 からSuicaが使えるApple Payが組み込まれましたが、登録したSuicaカードはどうなるの?
2017年11月20日一部更新
iPhone 7 から Apple Pay に Suica カードを登録して使うことができるようになりました。しかし、Apple Pay に Suica カードを登録すると「このカードは廃棄が可能です」とか言われて一方通行の取り込みだけ。カードは元に戻せません。
でも、Apple Pay に登録した Suica カードを「削除」できるボタンがあります。
ということは、iPhoneのWallet内にあるSuicaカードを削除するとどうなるの?残額は消滅?ということで調べてみました。
Walletから削除してみた
残額がある状態でWalletからSuicaを削除してみます。カードを選択して画面右下にある「i」をタップ。
カード詳細をスクロールするといちばん下に「カードを削除」があります。
いちばん下まで来ました。確かに赤文字で「カード削除」の文字が確認できます。
「カードを削除」をタップするとカード情報が削除されます。
「このカードを削除するとご利用明細も削除されます。」と表示されますが、気にせず削除します。
すると、Apple Pay の初期画面に戻ります。
削除した Suica カードの情報はサーバーに保持されるので、後から再度追加することができます。画面右上の「+」ボタンをタップすると「カードを再度追加」できるようになり、残高も復活します。
つまり一度 iPhone に取り込んだ Suica はどうあっても元のカードには戻らないようです。
Suica の残額が無駄になってしまうことはなさそうです。
万が一 Suica が不要になった時に数十円とか微妙な残額になったときは、どこかのお店での支払いでSuicaと合わせて決済できます。
iPhone を機種変更したなら?
■ iPhone → iPhone の場合
iPhone同士の機種変更の場合には2つの方法があります。
①元端末を iCloud からログアウトすると Wallet のカードが全て削除されるので、新しい端末で同じ Apple IDで iCloud にログイン。すると Wallet でカードの再追加ができるようになるので設定。
② Wallet から手動でカードを削除。新しい iPhone の Wallet で Suica を追加
以上のいずれかです。
■ Phone → Android or フィーチャーフォン
Wallet アプリに Suica がある状態で Suica アプリから「払い戻し」を行います。払い戻しは「チケット購入・Suica 管理」から操作ができます。
その後、機種変先で改めて会員登録が必要です。
iPhone同士であれば古い端末のデータを削除すれば、新しい端末側で同じログイン情報でサーバーからデータを再登録すれば使うことができます。別OS端末だと機種変更・以降というよりは、一度情報を全て消去して新しい端末で新規登録ということなので、感覚的には全てやり直しという感じですね。
もしも iPhone・Apple Watch をなくしたら…
PCブラウザで利用できる iCloud.com や他のiOS端末で「 iPhone を探す」から iPhone を削除すればSuicaデータも紛失端末から消えます。
Suica アプリで会員登録していれば、PCのモバイル Suica 会員メニューサイトにて再発行手続きが行なえます。
JR東日本のページでは動画での使い方解説やQ&AなどApple PayとSuicaカードの使い方に関する役立つ情報が用意されています。何か困ったことや気になることがあったら調べてみるとよいです。
まとめ
今回調べてみた結果、残念ながら一度 Apple Pay に Suica カードを登録すると、その Suica カードに再びチャージなどの機能を戻すことはできなくなってしまいます。
アプリ上で Suica を新規に作る(カードの現物はありませんが)ことができるので、カードが不要の場合には、アプリ上で登録することが望ましいかもしれませんね。
また「東京駅開業100周年記念 Suica 」のような特別なカードを、カードのままで使いたい方は iPhone に登録してしまうとただのプラスチックになってしまうので注意しましょうね。
以下に、Apple Pay に登録できるクレジットカードを紹介していますので、まだクレジットカードをお持ちでない方はこの機会にクレジットカードを作ってみてはいかがでしょうか?