Android アプリが使える Chromium OS を残念マシンにインストールしてみた。

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Android アプリが使える Chromium OS を残念マシンにインストールしてみた。
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Chromium OS の派生ですが Android のアプリが使える FydeOS を紹介します。

先日アップした「公式 Chrome OS で Dell Inspiron 14-3452 を Chromebook 化してみた。

公式 Chrome OS で Dell Inspiron 14-3452 を Chromebook 化してみた。

動画もブログも大変好評をいただきましたが、リカバリーイメージがダウンロードできるサイトが 500 エラーのまま復帰しないようで、公開した手順のままだとうまくインストール出来ないようです。

お教えていただいたアーカイブサイトhttps://web.archive.org/web/20200722132946/https://cros-updates-serving.appspot.com/

紹介したコードネーム

  • banjo
  • rammus
  • samus
  • grunt

動画コメント欄で、アーカイブサイトの他のサイトを教えていただきました。
コチラはけっこう新しいバージョンまでダウンロードができるようです。
https://cros.tech/

そこで、もう少し安定的にインストールできる Chrome 系の OS を紹介したいと思います。

今回は公式 Chrome OS の代替として FydeOS を紹介します。

Android アプリが使える Chromium OS を残念マシンにインストールしてみた。

FydeOS って?

https://fydeos.com/

まず FydeOS について簡単に説明します。

FydeOS は、中国人の学生向けにビルドされた ChromiumOS 派生のオペレーティングシステムです。

ちなみに以前 FlintOS という名前で開発されていました。

この FydeOS の特徴として ChromiumOS ですが独自のアプリケーションにより Android のアプリも使えるということが挙げられます。

これは他の ChromiumOS 派生では見られなかったため、海外でも人気が高まっています。

ということで、公式 Chrome OS の代替として FydeOS をインストールしてみましょう。

で、今回インストール用に用意したマシンは、コレまた残念仕様のマシンです。

Diginnos Altair VH-AD

以前ドスパラで販売されていた Diginnos Altair VH-AD です。

このマシンの残念ポイントは RAM がたった 2GB だけということです。

CPU: Intel Celeron N3150 (4C/4T) 1.6GHz と、前回紹介した Dell Inspiron よりも高機能なのですが、RAM 増設できず、オンボードの 2GB だけというものです。

ストレージは HDD など増設できるのですが、2GB しか無いマシンにあんまり贅沢させたくなかったもので、あえて初期構成の eMMC だけにしています。

  • CPU: Intel Celeron N3150 (4C/4T) 1.6GHz
  • RAM: DDR3L-1600 (PC3-12800) 2GB
  • DISK: eMMC 32GB

また、内臓の Wi-Fi アダプタがないために、USB の Wi-fi アダプタを使用しています。

FydeOS のダウンロード。

まずは Web サイトからイメージデータをダウンロードします。

中国語なのでうっすら分かるかもしれませんが、全く読めない方は Chrome などで自動翻訳させると良いでしょう。

下載(シャーサイ?)がダウンロードを意味します。

https://fydeos.com/download/

直接ダウンロードと分割(分流)ダウンロードがあります。

今回は直接ダウンロードしました。

イメージデータのサイズは 1.74GB なので回線によっては結構時間がかかるかもしれません。

分割ダウンロードは、なんだかサインアップしたりしないと使えなさそうにみえたので今回はパスしました。

分割ダウンロード

インストールメディアの作成。

https://fydeos.com/instructions-pc

「使用指南」のボタンの先にはインストールメディアの作成方法が紹介されています。FydeOS の書き込みには Etcher が勧められています。

もちろん他のライティングソフトでも問題ありませんが、使い方がシンプルな Etcher は人気が高いですね。

balena Etcher
https://www.balena.io/etcher/

ちなみに USB メモリは 8GB 以上のものを用意してください。

おすすめの USB メモリをAmazonでチェック!

FydeOS のインストール

https://faq.fydeos.com/en/kb/

FydeOS のインストール方法は公式 Web サイト Knowledge Base ナレッジベースの(FAQの並びにある)ページにあります。

FydeOS のインストール
https://faq.fydeos.com/en/getting-started/install-fydeos-to-hdd-using-cli/

[Ctrl]+[Alt]+[F2] でターミナルに入ります。
  1. まずは USB メモリから起動できるように設定した PC で起動させます。
  2. FydeOS の画面が表示されたら [Ctrl]+[Alt]+[F2] でターミナルに入ります。
    ちなみに元の画面に戻るには[Ctrl]+[Alt]+[F1] です。
  3. “chronos” と入力してログインします。パスワードはありません。
  4. インストールスクリプトを実行します。と行きたいところですが、Web サイトには載っていませんでしたが、ココでインストール先のストレージ確認をおすすめします。コマンドは「$ lsblk」。このコマンドでインストール先のストレージをチェックし、インストールスクリプトを実行する際には、このストレージに合わせましょう。
  5. インストールスクリプトのコマンドを実行します。 $ sudo /usr/sbin/chromeos-install –dst /dev/sda ですが、先程確認したストレージに合わせて変更してください。
    途中で、ターゲットのストレージを削除してもよいか求められますので、問題がなければ「Y」を入力してください。
  6. スクリプトが実行されます。結構時間がかかるのでのんびり待ちましょう。
  7. Please shutdown, remove the USB device, cross your fingers, and reboot.」…指をクロス?成功を祈るってこと?
    とりあえずこの一文が表示されたらインストール終了です。

USB メモリを取り外すと自動的に再起動されました。

FydeOS 初回起動設定。

FydeOS が起動すると表示言語やタイムゾーンなどの設定を行います。

動画ではちょっと見辛くなっていますが、いちばん左のボタンが言語を選択するボタンです。

言語とタイムゾーンの変更

まず表示言語を日本語に変更します。

一覧の真ん中あたりにあります。

次にキーボードを US から日本語に変更します。

タイムゾーンの設定もしておきましょう。

これも日本標準時に変更しておきましょう。

設定が終わったら青いボタンをクリックして先に進めます。

ネットワークへの接続

次はネットワークの設定です。

任意のネットワークに接続してください。

ネットワークへの接続が完了すると FydeOS のライセンスが表示されます。

30秒まつか、ライセンスの内容をいちばん下までスクロールするとボタンがアクティブになります。

アカウント

アップデートの確認が終わると「Sign in to your FydeOS」として FydeOS アカウントへのログインが求められます。

すでに FydeOS のアカウントを持っているのであれば、そのままログインしても良いですが、この動画をご覧の方の多くは初めて使う方だと思うので FydeOS のアカウントは持っていないと思います。

その場合、「MORE OPTIONS」と表示されているところをクリックすると「Create account」と「Guest mode」が表示されます。

以前のバージョンであれば、ターミナルから設定ファイルの一部を変更し脱獄できたようですが、今のバージョンはコレまでの方法が使えないようです。

そのため、今回はおとなしくアカウントを作成しようと思います。

ただし、なんとなく電話番号の入力とかって抵抗ありますよね。

相手は中国製の OS ですし、スパイウェアとかちょっと心配してしまいます。

ということで、SMS を無料でオンライン受信するサイトを使ってみました。

https://receive-sms-free.net/

https://receive-sms-free.net/

最初は中国の番号を使おうと思ったのですが、すでに使われている番号ばかりだったので、他の国の番号を使うことにしました。

This phone number is aready in use by another account.
この電話番号は、別のアカウントですでに使用されています。

コチラも何個目かで通りました。

このサイトでは、少し待ってリロードすると、画面下のメッセージ欄に SMS メッセージが届きます。

届いたメッセージの認証番号を入力して先に勧めます。

E-mail アドレスと、ニックネーム、パスワードの設定が求められます。

ここはあくまでも FydeOS のアカウント作成のためのものなので、任意の E-mail アドレスで構いません。

必要な項目を入力して「CREATE ACCOUNT」ボタンをクリックすると「Account created successfully」が表示されます。

Confirm コンファーム 確認をクリックします。

するとまた FydeOS の Sign in 画面に戻るので、先程の番号と、設定したパスワードを入力して先に進めます。

すると何やら「I prefer Google (β)」として英文が表示されます

You can new optionaly use a Google account to continue with using FydeOS, utillising intergrated cloud services provided by you Google account.
オプションで、Googleアカウントを使用してFydeOSの使用を続行し、Googleアカウントによって提供される統合されたクラウドサービスを利用できます。

You can add a new account of different types on one FydeOS device.
1つのFydeOSデバイスにさまざまなタイプの新しいアカウントを追加できます。

FydeOS のアカウントで使うか、Google のアカウントで使うかということのようなので、今回は Google のアカウントで使ってみることにしました。

すると、ChromeOS や ChromiumOS などではおなじみの画面が表示されました。

好きな Google アカウントを入力してログインしてください。

設定完了の画面が表示されたら、画面右下の青いボタン「利用を開始」をクリックすると FydeOS が起動します。

黒を基調とした、ダークテーマのような配色ですね。

少しすると Google アカウントの同期が始まり、自動的に Chromium が起動します。

合わせて Chrome アプリなども同期されアチコチにアレコレ表示されるようになります。

で、この段階ではまだ Android アプリは使えません。

ここから Android アプリを使えるようにする設定を行っていきます。

Android 環境の設定。

順序はちょっと違っても大丈夫ですが、ボクの場合はアプリ一覧にある Android を設定します。

まぁ、設定というかライセンスの認証になります。

□I agree with EULA nad accept all liabilites in using 3rd party software
EULAに同意し、サードパーティソフトウェアの使用に関するすべての責任を受け入れます。

チェックボタンにチェックを入れて、青いボタンをクリックします。

すると、なんだか見たことのある画面が表示されましたね。

これで Android のアプリが実行できるようになったはずです。

次に、まだ一覧には Play ストアもなにもありませんので、今度は Play ストアのインストールを行います。

アプリ一覧にある Store をクリックします。

すると FydeOS 専用のアプリストアが表示されます。

ちょっとボクは読めませんが、メニューの上から3番目に表示されている項目をクリックします。

表示されたアプリの一覧にある「配置 Open GApps」をクリックします。

表示されたウィンドウの右上にある赤いボタンをクリックすると、インストールの確認が表示されるので「アプリを追加」ボタンをクリックしてインストールします。

インストールはわりとすぐに終わります。

FydeOS で Open GApps を使うためのライセンス確認が表示されます。

Configure Open GApps for the Android subsystem on FydeOS

FydeOS で Android サブシステムの Open GApps を構成する

チェックボタンにチェックを入れて青いボタンをクリックします。

するとまた何やら英文が表示されます。

翻訳すると Open GApps はまだ実験的なものなので、予期しないエラーが発生したり Android サブシステムがクラッシュする可能性があります。

使うのは自己責任ですよ。データ損失を避けるために、データをバックアップしてね。

ということです。

インストールしないことには使えませんので、ウィンドウ左下の青いボタンをクリックしてインストールします。

インストールの確認画面が表示されます。

ココも青いボタンをクリックしてインストールを進めます。

ちょっとしつこい気もしますが、インストールの最終確認です。

Are you sure to begin installation?
インストールを開始しますか?

Before FydeOS reboots, Android subsystem may stop working.
FydeOSが再起動する前に、Androidサブシステムが機能しなくなる場合があります。

なんか再起動しないといけないっぽいですね。

とにかく「OK」をクリックしてインストールします。

で、これが割と時間がかかります。

ボクの環境でおよそ7分程度かかりました。

再起動を促すボタンが表示されるので、早速再起動してみましょう。

動作確認。

再起動してすぐにアプリ一覧を確認してみましたが、そこには Play ストアの姿はありません。

おや?っと思ったのですが、カメラの SD カードを変更しているうちにいつの間にか表示されていました。

おそらく、再起動後にアプリの構成の仕上げがあったのかもしれませんね。

ということで、早速 Play ストアを起動させて見ましょう。

このアカウントも、他で使っていたためかアプリの更新が行われていました。

その間にログインしておきましょう。

Play ストアへのログインが終わると、 Google Play Point のご紹介が表示されました。

興味のある方は「詳細」をクリックして確認してみてください。

Play ストアの初回起動時には最新情報の受け取り確認があります。

任意で設定してください。ちなみにコダシマはいりません。

今回もいくつかアプリをインストールして動作確認してみます。

今回は Microsoft Office からインストールしてみます。

インストール後に早速起動してみましたが、アカウントの認証の途中でアプリが落ちてしまいました。

メモリ不足かな?2GBしか無いし。

統合されたアプリだからダメかな?と思ったので、今までのそれぞれのアプリをインストールして試してみることにしました。

まずは Excel 。

ドキドキしながら待っていると、アカウントのサイン・インが自動的に終わり無事に起動しました。

落ちながらも先程の Office でのサイン・インは有効だったようです。

データもちゃんと開くことができました。

Word も試してみました。

コチラも無事にサイン・インもされ、使うことができました。

アプリのサイズを考えると、Office が落ちたのはやっぱりメモリ不足が原因かもしれません。

なので前回もテストした Call of duty も PUBG も起動させることはできないかもしれませんね。

とは思いつつも、インストールして試してみました。

Inspiron のときはかろうじて動作した PUBG も起動した!?と思いましたが、何度か挑戦しましたがやっぱりだめです。

Call of duty はもちろん起動しませんでした。

ちなみに RetroArch はちゃんと動作しました。

ファイルのディレクトリも Chrome OS のときと一緒です。

また、コチラでもちゃんとゲームパッドが認識され、使うことができました。

というかゲームパッドを接続しないとまともに操作できないのは、相変わらず謎です。

ということで ChromiumOS 派生の FydeOS で Andorid アプリを動作させることができました。

しかし、いくら ChromiumOS が軽量とはいえど、ある程度のスペックが無いとアプリがまともに使えない事態が起こるようですね。

まとめ。

今回は公式 Chrome OS の代替として、Android アプリが使える Chromium OS 派生の FydeOS をインストールして Android アプリを起動させてみました。

FydeOS のアカウント作成など、ちょっと微妙な感じを受けるところもありましたが、基本的にはオープンソースの OS なので何かあれば、すぐ見つかるとは思います。

それよりも、Chromium OS 派生でありながら Android アプリが使えるというのは大きな意味があると感じました。

ただし今回は、ちゃんと動作したのは、ほんとに軽いアプリだけでした。

ですが、この結果はおそらくハードウェアによるところが大きいと思われます。

ちょっと時間が確保できずほかの PC で検証できませんでしたが、今どきスマートフォンは 4GB 以上の RAM 積んでますからね。

PC の 2GB RAM とかは、かなり厳しいのでしょう。

で、動画もほぼ出来上がったときに、何気なく FydeOS のサイトを眺めていたところ、今回紹介した他にもインストール方法がありました。

サイトではマルチブートする方法として紹介されていましたが、アプリを使ってインストールする方法です。

コチラも動画説明欄に英語版ですが URL を貼っておきますので、興味のある方は試してみてください。

軽量で高速なオープンソースの Chromium 派生でありながら Android アプリも動作させることができる FydeOS 。

詳しいハードウェア要件の記載は無いのですが 64bit プロセッサにしか対応していないようなので、そこらへんは注意が必要ですが、古い PC の再生に役立つことと思います。

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