特別なこだわりというほどでもないが、毎日使うものだからこそ、人それぞれキーボードを選ぶ基準があると思う。
今回はキーボードについて話をしたいと思う。
キーボードの打鍵感
僕がキーボードを選ぶうえで、いちばん気になるのが打鍵感というかクリック感。
慣れればよいのかもしれないが、慣れるまで使い続けるのがつらい場合もある。
僕の場合は、まずキーボードの打鍵感を概ね5種類に分類している。
- カタカタ
- カシャカシャ
- コトコト
- パタパタ
- パキパキ
キーボードのメーカーによって、その傾向がみられる。
個人的には以下のように感じている。
- カタカタ…東プレ、PFU(Happy Hacking Keyboard)など
- カシャカシャ…ロジクールなど
- コトコト… サンワサプライなど
- パタパタ…Apple、エレコム、バッファローなど
- パキパキ…Appleなど
使ったことのあるメーカーを抜粋したのだけれど、個人的には「パタパタ」や「パキパキ」、「カタカタ」が好きだ。
とくに「パタパタ」がいい。
逆に「カシャカシャ」と「コトコト」は少々苦手だ。
なのでキーボードを探すときは、まず「パタパタ」した物から探す。
これらキーボードの打鍵感は、その構造によるところが大きい。
キーボードの構造は大きく分けて3種類。
- メカニカルスイッチキーボード
- 静電容量無接点キーボード
- メンブレンスイッチキーボード
それぞれの特徴を確認していこう。
メカニカルスイッチキーボード
キーの数だけスイッチユニットがあるキーボード。
入力の確実性や打鍵感が心地よく、すこし高価だが根強い人気がある。
静電容量無接点キーボード
静電容量の変化でキー入力するキーボード。
機械接点がないため静かで耐久性が高く、打鍵感も心地よい。
非常に高価だが使い心地が病みつきになるため、こちらも根強い人気がある。
メンブレンスイッチキーボード
キーを押すと上下のシートが接触して入力を判断する仕組み。
最近ではラバードーム型のものが多く、パンタグラフと組み合わせて使われることが多い。
安価なため、最近では多くの製品がメンブレンスイッチを採用している。
それぞれにメリットとデメリットがあるが、最近の市場を見ると圧倒的にメンブレンスイッチのものが多い。
今人気のアイソレーションキーボードとは?
「浮き石型」や「チョコレート型」などとも呼ばれる、各キーが独立した配置のキーボード。
キーとキーとの間に余白があり、隣接するキーを同時に押してしまうミスの軽減や、キーの間の掃除が簡単というメリットがある。
短いキーストロークと軽い打鍵感が実現できるメンブレンスイッチは、入力ミスが少ないアイソレーションキーボードとの組み合わせノートPCで採用される場合が増えた。
低コストと、入力ミスの少なさ、デザインなどで人気が高まると性能も高まり、デスクトップPCでも使うユーザーが増えてきた。
僕もその一人。
個人的な意見ですが、
僕は、MacBookでアイソレーションキーボードを知った。
はじめはキーストロークの短さに戸惑い、逆にタイピングミスが多くなった時期もあった。
しかし慣れると短いキーストロークが病みつきになった。
キーストロークが短いと、撫でるようにタイピングができる。
それこそ「パタパタ」と入力できる。
また長時間タイピングしても疲れにくいというメリットもある。
そのため今ではメンブレンスイッチというか、特にアイソレーションキーボードを好んで使う。
キーストロークは浅くても問題ないのだが、すこし手が大きいためキーピッチは19mmのフルサイズキーボードよい。
メンブレンキーボードは安価なものが多いためいろいろ試してみると、同じメンブレンスイッチのアイソレーションキーボードでも、メーカーによって打鍵感がだいぶ異なる。
個人的に少し硬めのはっきりしたクリック感があるキーボードが好き。
キーピッチや打鍵感が好きなキーボードは、USB接続のテンキー付きApple Keyboard。
残念ながらすでに販売は終わっているが、ずっと使っている。
Apple Magic Keyboardも打鍵感は嫌いではないが、今のところ買い替える予定はない。
しかしながら静電容量無接点キーボードも外せない。
古くからのMacユーザーであればHppy Hackingキーボードを、古くからのPCユーザーであれば東プレのキーボードをどこかで一度は使ったことがあるのではないだろうか?
非常に高価なキーボードであるがその使い心地を知ると、なかなか抜け出せない。
Happy Hackingはちょっと配列が独特だが慣れると、これまた病みつきになる。
打鍵感はLiteもなかなかよいが、Professionalのほうが断然良いと感じる。
東プレのキーボードは、何から何まで基本に忠実。
配列も特別なことはない。
しかしその使用感と言ったらキーボードのお手本というべき存在だと思っている。
まずはこのキーボードから使うのがよいと思うほどだ。
が、お値段もなかなか良いけどね。
毎日使うものだからこそ、良いものを用意しておきたいと思うのは僕だけだろうか?
今回はそんなキーボードの話でした。