このブログで、いつも軽量 Linux などのテストで使っていた FMV C-8250 。

さすがに Celeron M530 だとキツくなってきたのでカスタマイズしてみました。

仕様の確認

まずは FMV C-8250 の仕様をチェック。

富士通のサイトには、まだ仕様を確認できるページがある。

FMV C-8250 の仕様 → http://www.fmworld.net/biz/fmv/product/hard/blb0710/c8250/spec.html

仕様でまず確認すべきは、チップセット。この機種のチップセットは 943GML Express 。このモデルの上位機種のチップセットは 945GM Express 。仕様表によるとシステムバスクロック が 533 MHz と 667 MHz と異なっている。

Wikipedia でこのチップセットのことを調べると、いずれも Intel 945 チップセットファミリーのようだ。

該当する 943 GML Express チップセットは、バリューチップセットで、インテルマトリックスストレージ、D端子は非サポート。BIOS が対応していれば、FSB (フロントサイドバス) が 667 MHz の Core2Duo あるいは CoreDuo が非公式で搭載することができるという代物。

メーカーの仕様表では違いがあるものの、チップセットの詳細には特に FSB についての記載もないため、 945GM Express の廉価版とも言えるチップセットのようだ。つまり BIOS さえ対応していれば上位機種と同じ CPU を使うことができる (ハズ) 。

 

CPU を調べる

同じ CPU が使えるということで、上位機種に使われている Core2Duo T7400 の詳細を確認してみた。 FSB については 667 MHz と確認が取れている。あとは TDP (熱設計電力) が合うかどうか。

またまた Wikipedia で調べてみると、T7400 の TDP は 34 W のようだ。そこで FSB: 667 MHz , TDP: 34 W の条件で CPU を探してみると、該当する CPU は T5500 (1.66MHz), T7200 (2.00MHz), T7400 (2.16MHz), T7600 (2.33MHz) の4つ。うち3つはラインナップにある。最上位は T7600 (2.33MHz) ということだね。

もう中古しかない CPU なので、ネットオークションで探してみた。

T5500 は500〜1,000円程度、飛んで T7600 は3,000〜6,000円程度で取引されている様子。

中古品はリスクが高い上、万が一チップセットが対応せず動かなかったりするのも嫌なので、とりあえず T5500 を探してみた。

 

CPU を交換する

なんと送料込みで 450 円で落札できた奇跡!

交換作業は、動画の通り。

あらかじめ、よーく観察し、あれこれ予習してから作業に入ったので思ったよりも交換の作業は簡単に終わった。

少年時代にプラモデルやラジコンを作っていたあなた達であれば、きっと CPU 交換もできるハズ。

動作確認も問題なかった。

チップセットについて、Linux Mint で確認するとやはり 945GM Express 系として認識されていた。

なので T7600 を搭載しても、ちゃんと起動すると判明した。

 

個人的な意見ですが、

CPU はまだアップグレードできるけれども、とりあえず交換できるものは全て交換してみた。

OS を Peppermint に変え、実際に1週間程度使ってみた。

 

サクサク。

 

サクサク。

 

サクサク。

 

やっぱり CPU と RAM と SSD と OS と全部取っ替えると、別物になるな。

先日の記事にもこのマシンを使った。

VGA → HDMI 変換アダプタを買ったのだけれど、

数値計測のビフォア&アフターをすっかり忘れてしまっていたが、体感できるほど早くなっているので、まぁ良しとする。

しかし外部モニタまで使うと、さすがに厳しめだったな。

それでも、もうしばらく Web 端末とかオフィス系の使えるマシンに再生できたと思う。