前回引っ張り出してきた、ビンテージもどきの iMac G5 に搭載できる RAM とストレージについて、もう少し詳しく調べてみた。
パーツの調査。
用意した iMac G5 のスペックをおさらいしておく。
17インチ:1.8GHz (M9843J/A)
- 17インチワイドスクリーンLCD(1440×900ピクセル)
- 1.8GHz PowerPC 970
- 512KB 二次キャッシュ
- 600MHz フロントサイドバス
- 512MB 400MHz DDR SDRAM
- ATI Radeon 9600(128MB、AGP 8X接続)
- 160GB Serial ATA ハードディスクドライブ
- スロットローディング方式24倍速ComboDrive(DVD-ROM/CD-RW)
- 2基のFireWire 400、3基のUSB 2.0
- 10/100/1000BASE-T(ギガビット)Ethernet
- AirMac ExtremeワイヤレスネットワーキングとBluetooth内蔵
出典: Wikipedia → iMac → iMac G5
https://ja.wikipedia.org/wiki/IMac#17インチ:1.8GHz
この情報を元に、使える RAM と HDD を用意する。
まずは RAM の交換について。
RAM についての情報は以下の通り。
- 512MB 400MHz DDR SDRAM
コレをもとに探してみる。
出典: Wikipedia → DDR SDRAM → 仕様
https://ja.wikipedia.org/wiki/DDR_SDRAM#仕様
最大動作周波数が 400MHz の RAM を調べてみると、以下のものがヒットした。
- メモリチップ規格: DDR400
- メモリモジュール規格 :PC3200
- 最大動作周波数: 400MHz
- 最大バスクロック周波数: 200 MHz
- 最大転送速度: 3.20 GB/秒
当時の世代としては中堅クラスの RAM のようだ。
古い物なのでネットオークションがメインで取引されているが、だいぶ数は少ないもののまだ新品の PC3200 が手に入る。
調べた結果、手持ちの iMac G5 には最大 2 GB の RAM が搭載できるようだ。
参考: https://www.inversenet.co.jp/pclist/product/Apple/M9843J%252DA.html
まず RAM は 512 MB → 2 GB にすることに決めた。
HDDの交換について。
HDD は Serial ATA (SATA) の 160 GB が積まれている。
SATA であれば遅くとも 1.5Gb/s の転送速度になる。
最大で1秒間におよそ 150 MB 転送できる。
参考:シリアルATA
https://ja.wikipedia.org/wiki/シリアルATA
iMac G5 のSATA はどの世代になるか調べてみたら、価格.comでそれらしい表記を発見。
どうやら 1.5Gb/s っぽい。
このくらいの速度だと HDD と SSD の差って、どれくらいあるんだろ?
でもこの機会に SSD を積んでみよう。
Lubuntu がインストールできればいいから、容量はそれほどないものでも問題ない。
HDD → SSD にすることに決めた。
今回のまとめ
iMac G5 を以下の内容に変更する。
- RAM: 512 MB → 2 GB
- HDD: 160 GB → SSD (容量未定)
次回は、コレらを用意して載せ換える。
さて、手を加えてみたら使い物になるのだろうか?
無駄な努力に終わるか、そうでないか。
PowerPC の実力はいかに?