【悲報!】もう Chromium で同期機能が使えません。

【悲報!】もう Chromium で同期機能が使えません。Chrome OS
【悲報!】もう Chromium で同期機能が使えません。
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今回、本当は新生活企画として Chormium OS とかで擬似 Chormebook の自炊ネタでもやってみようかと思ってましたが、Google Chrome のオープンソース版として知られる Chromium の仕様が変わったこと、皆さんご存知でした?

今回は Chromium でのプライベート API の可用性の制限についてです。

2021年1月28日にアップされた omg! ubuntu! の記事によると、Chromium Web ブラウザでは、ブックマークやパスワードの同期など、いくつかの重要な機能にアクセスできなくなるとしています。

ざっくり言うと2021年3月15日以降、Chromium ブラウザの同期機能が使えなくなりました。

Use Chromium? These Features Will Stop Working in March
Chromium will lose several key features when Google revokes access to private APIs in March. It recommends affected users switch to Google Chrome.

情報のソースは Chromium Project のブログであるその名もズバリ Chromiu Blog で、2021年1月15日にアップされた記事がベースなので確実な内容です。

Limiting Private API availability in Chromium
During a recent audit, we discovered that some third-party Chromium based browsers were able to integrate Google features, such as Chrome sy...

もう少し具体的にお話すると、 Google は2021年3月15日以降、「Chromium ビルドで使用される多くのプライベート API へのアクセスを遮断する」とのことです。

で、API ってなにって?って方のために、まずAPI について簡単に説明しておきます。

API とは?

API とは Application Programing Interface の略で、ソフトウェアやアプリケーションなどの一部を外部に向けて公開することで、第三者が開発したソフトウェアと機能を共有できるようにするものです。

インターフェイスの文字が示すように、API は、ざっくり言うとソフトウェアとソフトウェアをつなぐ役目を持つプログラムです。

なかなかややこしくて説明が難しいのですが、外部のプログラムなどから使いたい機能に対して仕事の依頼をするための窓口というか、その決まりごとが API です。

API はさまざまなメリットがありますが、その中でも特にソフトウェア開発の効率化が挙げられます。

API が公開されているプログラムを連携することで、必要なプログラムをイチから開発する必要がなくなります。

それはセキュリティ面でも役に立ち、セキュリティレベルが高い登録システムなどを自前で用意するよりもすでにある優れたシステムを導入したほうが、負担は軽減されます。

開発する側はもちろんですが、サービスを利用するユーザーも優れたシステムのほうが安心感があります。

改めてユーザー登録しなくて済むという手軽さも、ユーザーにとってはメリットかもしれませんね。

もちろんサービス提供側は API の連携前にユーザーの承認が必要なのは、皆さんもご存知かと思います。

ユーザーは連携するサービスにユーザー情報が共有されることを許可することが必要です。

また API を使えば、連携しているサービスの最新情報を、ユーザー側がいちいち更新しなくても、

サービス提供側で更新された情報が自動的に共有されます。

このようにとても便利な API ですが、今回のものは API の中でも Web API と呼ばれる Web 上に公開されていて、外部から呼び出して利用することができるものです。

今回 Google が発表した制限に含まれる API の中には、ブラウザのアカウント同期サービス、翻訳、スペルチェックをサポートするものなど、普段何気なく使っているサービスが含まれています。

  • Googleアカウントの同期
  • ジオロケーション
  • 電話するにはクリック
  • ChromeスペルAPI
  • 連絡先API
  • Chrome翻訳要素

おそらく Google は、Google のサービスを使っているユーザーに対してオープンソースの Chromium ではなく、Google Chrome への切り替えを望んでいるのだと思われます。

Google のサービス使ってるのに Chrome じゃなくて Chromium っておかしくね?ってことでしょうか?

ってか、ちまちま中古パソコンとかいじってないで、どうせなら Chromebook 買えよ。って感じでしょうか?

Google のサービスを利用しているユーザーは相当な数なので、それだけ巨大なシェアを確保ができた今なら、Google にとって都合の良いようにコントロールしたところでダメージは少ないのかもしれません。

どうせ使うんでしょ Google のサービス。って感じで。

しかしユーザーの一部では切り替えを望まない人も見られるため、先日の Neverware の買収は、そんなユーザーの囲い込みのため?という見方もあるかもしれません。

実際のところはわかりませんが。

また Linux ユーザーの多くは、オープンソースを望むユーザーが多いかと思います。

現状では、ほとんどのディストリビューションのリポジトリに公式の Google Chrome が含まれるようになりました。

すでに Google での準備は整っていたことなのでしょう。

ですが、整った環境とユーザーの心理は異なります。

別に、同期できなくてもよくね?とか思う人もいるでしょう。

実際に、すべての Chromium ベースのブラウザが API の変更の影響を受けるわけではなく、例えば Vivaldi や新しい Edge などは独自の同期エンジンを使うためそれほど不便は感じないかと思われます。

なので「コレで十分」というユーザーも結構いるんじゃないでしょうか?

そうなってくると、別に Chromiu でなくても良くなってきます。

また、オープンソースのブラウザにこだわるのであれば、Firefox という選択肢もあることでしょう。

もしかしたら Firefox の復権があるかもしれませんね。

でも、コダシマ的に Google の自動翻訳機能はかなり便利だったので、それを使うとなるとやっぱり Chrome に切り替える必要があります。

というか、コダシマは便利な方がいいので、そこまでオープンソースにこだわりはありません。

ここらへんは、個人の価値観でしょう。

サービスの便利さを取るか、オープンソースの自由さを取るかの選択ですね。

Chromium OS

もちろんこの API の制限の影響は、Chromium ブラウザだけでなく、Chromium OS にも影響が出ます。

先にも少し触れた Neverware が開発する CloudReady は、手軽に Chromium OS を導入できるとして人気が高いものでした。

また、Chromiu OS でありながら Android アプリが扱える Fyde OS なども一部では人気がありました。

これまで、これら Chromium 派生の OS は、Google が提供するサービスを手軽に利用できるオープンソースの OS として、また古いパソコンの疑似 Chromebook 化の方法のひとつとしても貴重だったと思います。

API の制限によって、これらの環境もだいぶ変わることでしょう。

なんとなく、あまり大きく報じられたニュースではありませんが、こうやって改めて見直してみるとオープンソース界隈でイロイロと影響が出てきそうな気がします。

よくわかりませんが。

Google も企業なのでよりたくさんの利益を生み出すためのステップとしての決定なのでしょう。

ただまぁ、コレによって Chromium が Google から切り捨てられたとみるか、より自由な立場に生まれ変わったと見るか、今後のプロジェクトの動向が気になるところではあります。

今までは、Google Chrome のオープンソース版という冠がついていたためか Google のサービスが使えて当たり前という無意識の意識があったと思います。

オープンソースとは言っても、Google の影がチラついていたのは間違いありません。

Google のプロジェクトなので仕方はありませんが…

ですが今回の件により、Chromium が真のオープンソースとしてより自由になり、新たなブラウザベース OS の世界を開拓していくというストーリを個人的にはとても期待しています。

まとめ。

ということで、今回は Chromium でのプライベート API の可用性の制限についてサクッとお話ししました。

なんだか不便になるような内容ですが、Google の GDPR (General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)対策の一環かな?とも感じ取れる内容でもあります。

まぁ、2019年に EU 競争法(独占禁止法)違反で巨額の制裁金(14.9億ユーロ、日本円でおよそ1900億円)を命じられたりしてますからね。

でも、逆に Google の支配力が強化されるような気もします。

コダシマは都市伝説とか陰謀論もイケる口なので、いろいろと妄想が膨らんでしまいます。

一方で Chromium プロジェクトが、より自由な立場になるような気もします。

むしろ Google サービスに依存しない新たなサービスが誕生したり、新たな機能が誕生したりする可能性も十分にあると思います。

でも、とりあえず Google が提供するサービスを今まで通り使いたいのであれば、Google Chrome を使いなさいってことは間違い無いようです。

サービスの便利さを取るか、オープンソースの自由さを取るかの選択によってブラウザの選び方も変わってくるかと思います。

Firefox のシェアが伸びるのか?

はたまた Google Chrome が更にシェアを伸ばすのか?

はたまた Chromium が独自の境地を切り開いていくのか?

というところが気になりますね。

言ってしまえば Google のサービスに依存しなければ関係ない話なのですが、ココまで巨大になった Google の影響力の元では、使わないってのも難しいですね。

皆さんはどう思われましたか?

参考にしたサイト

Chromium Blog: Limiting Private API availability in Chromium

Limiting Private API availability in Chromium
During a recent audit, we discovered that some third-party Chromium based browsers were able to integrate Google features, such as Chrome sy...

omg! ubuntu!: Use Chromium? Sync Features Will Stop Working on March 15

Use Chromium? These Features Will Stop Working in March
Chromium will lose several key features when Google revokes access to private APIs in March. It recommends affected users switch to Google Chrome.

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典: API

APIとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
用語「API」の意味を何となく説明しています。

Chromium Project: API keys

API Keys - The Chromium Projects
Home of the Chromium Open Source Project

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