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【リリース直前!】PC-FREEDOM発の日本語 Linux – open.Yellow.os 絶賛ベータテスト中!

【リリース直前!】PC-FREEDOM発の日本語 Linux - open.Yellow.os 絶賛ベータテスト中!

【リリース直前!】PC-FREEDOM発の日本語 Linux - open.Yellow.os 絶賛ベータテスト中!

コダシマが言い出しっぺの日本人による、日本人のための日本語 Linux ディストリビューション open.Yellow.os ですが、すでに一部のご協力者の方にベータ版のテストを行って頂いております。

先日 Distro ナナッキーさんのチャンネルでもレビューしていただきました。

相変わらず丁寧なレビューだったので、逆にこちらが気付かされるところもあるほどです。

正式リリースと異なる部分も出てくるかと思いますが、合わせてご覧頂けるとありがたいです。

今回は正式リリースの前に、改めて open.Yellow.os について紹介しておきたいと思います。

ぜひぜひ最後までお付き合いください。

それではいってみましょう!

今回のリリースの目的。

open.Yellow.os (以降 o.Y.o)は日本人による、日本人に向けた、メインで使える Linux ディストリビューションを目指して開発しています。

オープンソースという世界の入り口として知ってもらえるよう考えています。

まずは、その o.Y.o の今回のリリースの目的についてお話させて頂きます。

いちばん最初となるリリースでは

に重点を置いて開発しています。

そのため、残念ながら現時点で他の Linux ディストリビューションとの差別化ができる目立った特徴はございません。

表面的には、見た目がちょっと違う Debian GNOME の日本語版といったところです。

今回のリリースでは目立たない部分での開発がメインです。

各項目の考え方については、以前にアップした記事&動画で説明させていただきましたので、ぜひそちらも合わせて見てください。

o.Y.o と推奨ハードウェア。

o.Y.o のシステムは

で構築しているため、Linux の中ではあまり軽量と呼ばれない組み合わせです。

o.Y.o が推奨するハードウェア要件は次のとおりです。

open.Yellow.os 推奨ハードウェア要件

もともとは Ubuntu Desktop の推奨ハードウェア要件を参考にしていたのですが、実際に動作させてみると必要なスペックが同様だと言うことがわかりました。

https://jp.ubuntu.com/download

ちなみに、このハードウェア要件は PC に詳しい方ならご理解できると思いますが、Core 2 以降のハードウェアです。

Core 2 はインテルが2006年7月27日に発表したプロセッサなので、ココらへんくらいの PC から使えるイメージです。

また、コダシマが確認できた最小システム要件は以下の通り。

open.Yellow.os 最小システム要件

デスクトップ環境が GNOME のため、システムメモリはアイドル時でも 1GB 程度必要となります。

インストールする PC のストレージが SSD で、かつ swap 領域を設定すれば、1GB 以下のシステムメモリでも動作は確認できましたが、はっきり申し上げて使うにはとてもキビシイ。

OS 自体は動作しても、アプリケーションの起動が遅かったり、遅いだけならまだしも、起動すらできなかったりします。

とは言うものの、実際に今中古市場で流通している PC で、推奨システムよりも低いスペックを探すほうが難しい環境になっているので、64bit プロセッサなら概ねどの PC でも動作できるシステムと自負しております。

と言うか、想定していたよりもずっと快適に動いてくれ、推奨している 4GB のシステムメモリ以上であれば、ストレスは感じられません。

また、ストレージ容量についても、最近では SSD でも 120GB 以上のものばかり流通しているので、そこまで神経質になる必要もないかと思いますが、マルチブート環境や仮想環境などで利用される場合の目安として設定しています。

現状の open.Yellow.os では、アプリケーションやサービス関連のソフトウェアが殆ど入っていませんが、その状態であってもインストールすると概ね 20GB の空き領域を使用します。

インストールする PC の環境により、それを上回ることも考えられるため 25GB の空き領域を推奨しています。

また、ほぼ何も入っていない状態なので、アプリケーションを追加するスペースを考えるとそれ以上の空き領域があったほうが良いかと思います。

さらに、基本的には SSD を推奨しますが、HDD でも意外と軽快に動作してくれます。

コダシマの個人的な印象も含みますが、オープンソースのソフトウェアは、必要なストレージの空き領域のサイズや使用メモリと言ったコンピュータのリソースを Windows や macOS で見られる商用のソフトウェアよりも少なくて済むため、ハードウェアの負担が小さくてすみます。

なので Windows や macOS で HDD を使うのと Linux で HDD を使うのでは結構印象が違うと思います。

Linux はお財布に優しい OS と言ったイメージばかりが強いですが、こういった面も見ると Linux はハードウェアに対しても優しい OS と言えるかもしれませんね。

アプリケーションについて。

繰り返しになりますが、今回のリリースでは GNOME の一部のコアアプリを含む最低限のアプリケーションしか入っていません。

これはディストリビューション開発の基盤固めに重点をおいた結果ではありますが、コダシマの好みによるところも大きいです。

というのも、個人的には予めあれこれ詰め込まれているのも悪くはないのですが、その中には必ずほとんど使わないアプリケーションがそこそこあります。

これが好きじゃありません。

なにもないところに追加していくほうが好きです。

ビュッフェにいって、勝手に盛り付けられたのを出されるよりも、空っぽのお皿を持ってワクワクしながら盛り付ける感覚に似てると思います。

結果、食べきれずに残してしまうとしても…。

また、次のリリースのステップとしてもアプリケーションは最低限のほうが良いと考えました。

はい。

次のステップとして、独自のソフトウェアインストールツールの実装を計画しています。

現状の open.Yellow.os にソフトウェアを追加する場合、コマンド操作によるインストールか、Synaptic パッケージマネージャー、GNOME Software のいずれかになります。

これでも本来は十分なのですが、特に GUI 環境において、Synaptic は堅苦しい見た目と使い勝手で、GNOME Software はグラフィカルで Flatpak や snap にも対応する優れものではありますが、起動の際にスクレイピングという、あちこちの開発元や関連サイトなどからイメージ画像や説明文といった情報を集める作業が行われます。

カテゴリにあるソフトウェアの情報が一通り揃ってから画面が切り替わるため、特にソフトウェアの数が多いカテゴリは、情報が反映されるまで時間がかかります。

初見だと、フリーズしたかと思うくらい動かないので不安でたまらないですよ。

ということで、まだ出せる情報は全く無いですが、Synaptic よりグラフィカルで、GNOME Software よりも軽快なツールを計画しています。

ソフトウェア開発チームの皆さんお願いします!

その下準備も兼ねて…、っと思っていただければ幸いです。

アプリケーションの扱いに関して言えば、今のところ初心者向けと言うよりは、少し Linux の使用経験のあるユーザー向けというところですが、別動画でコマンドを使ったソフトウェアのインストールを紹介しているので、そちらも合わせて見ていただくとありがたいです。

今後の予定。

open.Yellow.os は9月30日の正式リリースを目指して、メンバーの皆さんには頑張って頂いていますが、ベータ版のフィードバックにより変更する場合があることをご了承下さい。

また、コダシマの都合で公式サイトの更新に手間取っており、最新情報がアップできていません。

順次更新予定ではありますが、現状ではコダシマの Twitter や o.Y.o が公認する、o.Y.o ファンによる「公認サイト」のほうが最新情報を扱っておりますので、そちらのチェックもお願いいたします。

動画概要欄にURL を貼っていますので、ぜひ覗いてみてください。

今回のまとめ。

今回は正式リリースの迫ってきている open.Yello.os についてお話してきました。

現状ではまず本体となる OS の完成度を高めるための作業に注力し特に

にポイントを絞って開発を続けています。

また推奨するシステム要件は Intel Core 2 以降のプロセッサが対象となります。

open.Yellow.os 推奨システム要件

お手頃価格の中古PCを用意して待っていただけると幸いです。

正式リリースまでもう少しお時間を頂きますが、ちゃんとメインで使える Linux ディストリビューションをお届けできるよう努めてまいりますので今後も応援の程よろしくお願いいたします!

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