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SalentOS: イタリア発Debian系の軽量Linuxを試してみた。

SalentOS: イタリア発Debian系の軽量Linuxを試してみた。

軽量 Linux 探索をして巡り合った、イタリアで開発されている Debian ベースの軽量 Linux ディストリビューション、SalentOS を試してみた。

SalentOS とはどんな OS ?

https://www.salentos.it/

SalentOS は、Debian GNU / Linux をベースに Openbox をウィンドウマネージャとして使用しているシンプルで軽量な Linux ディストリビューション。 Openbox を基本として設計されているけれども、Debian の機能をしっかり維持している。 またシステムには、 GNOME および Xfce デスクトップの要素が含まれているので、Openbox とはいえちゃんとデスクトップ環境として使えるのも特徴的。

より詳しい情報は
http://salentos.it/wiki/Home

SalentOS の概要

SalentOS をインストールするのに必要なスペックは?(推奨)

主なアプリケーション

個人的な意見ですが、

Debian 系なので日本語化もできる。

久しぶりに軽量 Linux に特化して、リリース情報から離れて探してみた。デスクトップ環境が Openbox (正確にはウィンドウマネージャだけれども)という Linux ディストリビューションに出会うことができた。Debian & Openbox という組み合わせの Linux ディストリビューションである SalentOS がそれ。

SalentOS とほかの Debian 系との比較

同じ組み合わせで思いつくのは ポーランドで開発されている SparkyLinux 。このブログでも何度か紹介しているけれども、 MinimalGUI や GameOver 、Multimedia が Debian & Openbox という組み合わせになる。同じ組み合わせだけれども雰囲気や使い勝手がだいぶ異なる。

同じく Debian & Openbox の SparkyLinux 。

SalentOS のレイアウトは一見すると macOS のようにも見えるが、使い勝手は別物なので macOS のつもりで使うと使いづらいかもしれない。むしろ Windows よりのレイアウトをしている SparkyLinux の方が、メニューボタンに見せかけたランチャーボタンもあるので macOS よりかもしれない。いずれにせよサクサク動いてくれる感じは心地よい。

インターフェイスとして採用されている Openbox は、高機能なウィンドウマネージャ。厳密に言うとフルスタック(全部入り)のデスクトップ環境とは少し違うけれども、インターフェイスとしては充分。また SalentOS では GNOME と Xfce の機能を追加しているので、もう充分にデスクトップ環境と呼べるものになっている。

軽量 Linux なら antiX も負けていない。

同じく Debian ベースの軽量 Linux というと、このブログでは SparkyLinux の他に antiX をよく紹介している。 antiX もメジャーなデスクトップ環境ではなくウィンドウマネージャの IceWM を採用している。 antiX も相当軽量だけれども SalentOS も負けじと軽くて機能充分というのが特徴。

SalentOS の良かった点・悪かった点

良い

悪い

SalentOS のおすすめ度(5段階評価)

初心者向け度… ★★★☆☆
レイアウトは macOS っぽいけれども 操作感はまったく別物。 Openbox ではマウスのボタン操作がキモになる。ちょっとした慣れが必要。

日本語の環境… ★★★☆☆
日本語でインストールできおおむね表示も日本語表示になる。入力環境はインストール後に設定する必要があるが、それほど難易度は高くない。

システム要件… ★★★★★
最低システム要件をご覧の通り、かなり古いマシンでも動作してくれる。まだ 32bit 版も開発が続いているしね。

総おすすめ度… ★★★★☆
あまり期待していなかっただけに、触ってみたら思いのほか好印象。個人的には結構おすすめな軽量 Linux ディストリビューション。

SalentOS に興味を持ったアナタは、下の URL を今すぐクリック!

ダウンロードする
https://salentos.it/download.html

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