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残念な 32ビット PC 。「でしょうね」とか言わないで…。

残念な 32ビット PC 。「でしょうね」とか言わないで…。

残念な 32ビット PC 。「でしょうね」とか言わないで…。

日本一 32 ビットパソコンを愛でている男と自負しておりますコダシマですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今回は、32 ビットパソコンの残念なところをお伝えいたします。

魅惑の dynabook Qosmio E10

そもそも 32 ビットパソコンなんだし、というわかりきったツッコミはスルーでお願いいたします。

とにかく先日、うちにある 32 ビット PC の中でも、特にお気に入りの東芝 Qosmio の使い道を考えていたときのことでございます。

ちなみに、Qosmio とはかつての東芝・現在の Dynabook が販売していた dynabook の高性能グラフィックス搭載モデル。

音声周りも強化されていた、いわゆる AV パソコンで、TV チューナーを搭載したモデルも販売されていました。

所有しているのは 2004 年夏モデルの E10 という機種。

アスペクト比 4:3 の XGA (1024×768ドット) のモニターとリッチなステレオ再生ができる、なかなか魅力的なノートパソコンです。

https://dynabook.com/pc/catalog/qosmio/050117lu/spec.htm

これでレトロゲームやったら良さそうだよねぇ…、と常々思っていたのでゴールデン・ウィーク用にと思いやってみることにいたしました。

この Qosmio は、だいぶ前にストレージを mSATA SSD に変更していたので、USB メモリからブートできないという、今ではいささか面倒な仕様ではあるものの、意外と快適な一台でございます。

が、最近 DVD ドライブの調子があまり良くなく、Linux の入れ替えも面倒になってきたので、レトロゲーム専用機にしてみようという魂胆でございます。

インストールするのは、お気に入りの Recalbox 。

PC-FREEDOM ではすっかりおなじみになったのではないでしょうか?

レトロゲームと言えば Recalbox ですよね!

100種類のゲーム機に対応している Recalbox にできないゲームはありません!

https://www.recalbox.com/

Recalbox のインストール

Recalbox は基本的に USB メモリから起動させるタイプのシステムなので、内蔵ストレージにインストールする際もダイレクトにストレージへ書き込みます。

一度バラして、USB アダプタを使って mSATA SSD に Recalbox を書き込みます。

https://amzn.to/3n76Zfk

組み立て直して起動させてみましたが…。

残念。

なんか気分が乗っていたので、残念ではあったのですが、ほかの 32 ビットパソコンで再現できないものかと思い、今度は富士通の古い FMV でやってみることにしました。

FMV C8230 でやってみた

FMV LIFEBOOK C8230 です。

https://www.fmworld.net/biz/fmv/support/fmvmanual/0610-0703/2041c/h_gijyutsu2.html

古い FMV だと、音声出力でトラブることがあるのですが、どうもそれってカーネルの相性のようです。(知らんけど)

幸いなことに (動けば) Recalbox の 32 ビット向けの最終バージョンである 7.2.2 では、音声出力もちゃんとできていることを確認しております。

64 ビットの FMV C8250 であっても、8.0 以降は音声出力ができませんでした。

ちなみにこれらの機種で他の Linux ディストリビューションでも試してみたのですが、どうやらカーネル 4.x くらいが限界のようでございました。

ってことで、やってみましたが…。

動かなかった理由?

これまた残念。

って、ここまでやってようやく気が付きました。

32 ビットと一言でいっても、Core i シリーズのように世代があること。

というか 32 ビットプロセッサにも i386、i486、i586、i686 というアーキテクチャがございます。

ざっくり、説明すると、i386 アーキテクチャで開発された OS であれば、現存の 32 ビットパソコンでだいたいが動きます。

が、例えば i686 アーキテクチャで開発された OS だと i386 アーキテクチャのプロセッサでは動かないというものです。

多分、これだ…。

そういえば、たしかに以前 C8230 で USB メモリから Recalbox を起動させようとして、上手くいかなかったのを思い出しました。

めっちゃ忘れてました…。

記憶が定かではありませんが、Recalbox が 32 ビット版の開発をしていたときは、確か i686 アーキテクチャだったような気がします。

んー、残念ながらアテが外れてしまいました。

あ、レトロゲームといえば、たしか Lakka は i386 アーキテクチャだったと記憶していますが…。

https://www.lakka.tv/

Lakka はまだ試していなかったので後で気が向いたらやってみようと思います。

ちょっとインストールが面倒なので…、はい、いずれ。

まとめ

まぁ、これらの 32 ビットパソコンでも i386 アーキテクチャで開発された Linux で、レトロゲームそれぞれのエミュレータを使ってゲームすることもできなくはないです。

が、どうせならってところでやってみましたが、ちょっと残念でしたね。

とうことで、ゴールデン・ウィーク用のレトロゲーム機構想は頓挫してしまいましたが、新たな 32 ビットパソコンのチャレンジ企画が生まれた瞬間 (?) だったかもしれません。

願わくば Qosmio でレトロゲームをプレイしたかったですね。

Qosmio のステレオサウンドでゲームとかあきらめきれないです。

…やっぱり Lakka を試して見るほかなさそうですね。

ってか、スクエア画面とレトロゲームの相性はバツグンでございます!

32ビットパソコン、やっぱりまだ捨てる気になれないコダシマでした。

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