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Archman GNU/Linux はトルコ版 Manjaro なのか?

Archman GNU/Linux はトルコ版 Manjaro なのか?

2019年1月に入り、Archman では 5 日にデフォルトデスクトップ環境である Xfce 版のリリースが行われ、14 日には Openbox 版がリリース、20 日には JWM 版がリリースされた。

Archman とは?

Archman はトルコで開発されている Arch 系の Linux ディストリビューション(以降、ディストロ)。

ロゴも Arch Linux のロゴを、トルコ国旗風にアレンジしたものが使われている。

ベースである Arch Linux を知らない方のためにざっくり説明すると、「シンプリシティ」「ミニマリズム」「エレガンス」さ、コードの正しさに焦点を当てて開発されているディストロ。

非常に軽量で安定性も高いディストロとして評価が高いため、最近は派生ディストロが増えてきている。

Archmanという名前は Arch linux と Arch 系で使われいるパッケージ管理アプリ Pacman package management の組み合わせに由来している。

リポジトリは Arch Linux のものが使われており、ドキュメント類も Arch Linux にリンクが貼られている。

 

Archman の概要

 

Xfce 版をインストールするのに必要なスペックは?

Web サイトでは詳細が見つけられなかったので Manjaro を参考。

 

Xfce 版の主なアプリケーション

 

JWM 版をインストールするのに必要な最小スペックは?

参考までに軽量版である JWM のスペックを紹介したかったが、Web サイトでは詳細が見つけられなかったので antiX を参照。

ディスクの空き領域については、インストールするアプリによって変わるので、もう少し余裕を持った方が良い。

 

JWM 版の主なアプリケーション

上記の通り JWM バージョンはプリインストールされているアプリが最小限に絞られている。

 

Website → http://archman.org/

 

個人的な意見ですが、

ベースは Arch Linux 、デフォルトのデスクトップ環境は Xfce 、インストーラーは Calamares とほぼ Manjaro と同じ構成。

さらにコミュニティバージョンのデスクトップ環境も、Manjaro とだいぶ被っている。

まさにトルコ版 Manjaro という印象が強いディストロだ。

ただしリポジトリは、そのまま Arch Linux のものが使われているので、Manjaro よりも Arch に近い気がする。

しかし初期段階で日本語表示される Manjaro とは異なり、 Archman では日本語表示ができないのは、日本人にとって大きな違いになる。

勉強するなら、まんま Arch Linux を使った方が良さそうだし、普段使いするなら Manjaro の方が利便性が高い。

最近 Arch 系ディストロがマイブームになっているので試してみたが、僕的には積極的に使う理由は特にない。

Manjaro と Archman を例えていうなら、「うな重」と「うな丼」くらいの違いしかなくないかな?

あとはあなたのお好みで。

Website → http://archman.org/

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