サイトアイコン PC-FREEDOM

【実機レビュー】DOOGEE T10 Plus – Widevine L1 対応エンタメタブレットの実力公開!

【実機レビュー】DOOGEE T10 Plus - Widevine L1 対応エンタメタブレットの実力公開!

【実機レビュー】DOOGEE T10 Plus - Widevine L1 対応エンタメタブレットの実力公開!

以前、お値段重視だけど Widevine L1 対応のタブレットとして DOOGEE T10S を紹介いたしましたが、今回はそのタブレットのアップグレード版、意外とアップグレードしてたので、詳しく紹介していきます。

\ 2024年1月1日まで 15% OFF セール中! /Amazon でチェック

DOOGEE T10 Plus の特徴

以前に、DOOGEE の廉価版タブレットとして T10S を紹介いたしました

今回紹介するタブレットも、T10 のシリーズではありますが、コダシマは勝手にエンタメ性能強化版!と呼んでおります。

T10S と T10Plus を比較しながら、その理由をお伝えしていきます。

まずは SoC について。こちらは変更ありません。

引き続き、Unisoc T606 (A75@1.6GHz*2, A55@1.6GHz*6) が搭載されています。最大 1.6GHz で動作する高性能な ARM Cortex-A75×2コアと、最大 1.6GHz で動作する電力効率に優れた ARM Cortex-A55×6コアを搭載したオクタコアのプロセッサです。

動作クロック周波数が 2GHz 未満と性能は少し抑えめですが、その分電力消費が少なく、さらに、もともとがスマホ向けのプロセッサなので 4G LTE モデムに対応です。

つまり、でっかい電話機になるタブレットです。

対応バンドはグローバルバンドが中心なため、日本国内のキャリアでも使うことができます。

Network band2G GSM: B2/3/5/8
3G WCDMA: B1/2/5/8
4G FDD: 1/3/5/7/20/28A/28B, TDD: B34/38/39/40/41

一方、搭載されているメモリ容量は強化されました。

T10S では、基本 RAM 6GB に加え、最大 5GB の拡張メモリを使い、最高 11GB メモリとして使用することが出来ましたが、T10 Plus では、基本 RAM 8GB に加え最大 12GB の拡張メモリで、最高 20GB メモリとして使うことができるようになりました。

さらに、ストレージについても 128GB から 256GB に変更され、これまでよりもたくさんのデータを保存することができるようになりました。ただちょっと気になるのが、仕様表によると、以前は UFS 2.1 だったストレージが eMMC 5.1 に変更になったことです。

eMMC より UFS の方が全体的な評価が高いため、ちょっと疑問です。コスト面での変更なのでしょうか?

そして、ディスプレイ。

ココらへんからは特にエンタメ性能に直結してきます。

T10S では 10.1 インチだったディスプレイが 10.51 インチにサイズアップ。1920×1200 の高解像度 WUXGA IPS スクリーンで、目にも優しいディスプレイです。

その理由として、ドイツに本社を置く世界最大級の第三者試験認証機関(テューフ・ズュート) TÜV SÜD のローブルーライト認証に合格しています。

このマークが安心の印です。

TÜV SÜD は、ドイツに本社を置く世界最大級の第三者試験認証機関で、技術、安全、証明サービスに関する認証を行う企業です。

そして、スピーカーも Hi-Res 対応のクアッド・ステレオスピーカーを搭載し、DOOGEE のミッドレンジクラス以上のクオリティになりました。

もちろん、引き続き 3.5mm のオーディオジャックは健在です。

バッテリー容量も 6600mAh から 8250mAh へと拡張されました。

18W 急速充電にも対応し、電力周りも確実に強化されました。

さらにカメラも Samsung 8MP のメインカメラが SONY 13MP カメラへと変更され、フロントカメラも 5MP から 8MP へと解像度が向上しました。

ココらへんの強化は、明らかにエンタメ性能を意識したと言わざるを得ません。

DOOGEEE T10 Plus のベンチスコアチェック

いろいろと T10S よりも向上した T10 Plus ですが、ベンチスコアに違いは出るのでしょうか?基本的にプロセッサが変わったわけじゃぁないので、おそらく大差ないとは思いますが…。

確かめてみましょう。

いつもの通り、AnTuTu、Geekbench、PerformanceTest にてパフォーマンスのチェックを行いました。

AnTuTu

まずは、AnTuTu。結果は T10S の方がスコアが良かったです。

詳しく数値を見てみると、どうやらストレージ性能が足を引っ張っているようなグラフです。たしかに、この機種で採用されている eMMC 5.1 も高速ではありますが、T10S に搭載されていた UFS 2.1 の方が高く評価されています。その差だったのかな?という結果です。

Geekbench

次は Geekbench 。基本的に SoC は同じものなので、結果は誤差程度しかありません。ココだけ切り取ると、同じ製品ですね。

PerformanceTest

最後に PerformanceTest です。

こちらでも1点を除き、基本的には同じ機種と言える結果ですが、DISK のスコアのみ異なります。

AnTuTu のところで、ストレージ云々を語りましたが、この結果はどう説明したら良いか、正直なところわかりません。容量なのでしょうか?拡張メモリの使い方の結果なのでしょうか?おわかりになる方がいらっしゃいましたら、コメント欄に一報ください。

ただ、正直なところ、拡張されたメモリ容量だったりストレージの恩恵は数値に表れていない印象を受けます。

一方で、数値に現れにくい、音声出力の面だったりカメラの性能だったりと、感覚的なところでは、その進化を肌で感じるデバイスになったと思います。

Widevine DRM

https://widevine.com/

で、最近の DOOGEE のタブレットで注目すべき点は、Widevine DRM のセキュリティレベルが、軒並み L1 に対応していることです。

当然この T10 Plus も L1 対応です。

いつもこのチャンネルをご覧の皆さまには、もう説明不要かとも存じますが、Widevine についてご存知ない方のために、念のために解説しておきます。

Widevine とは、Google が開発したデジタル著作権管理(DRM)システムです。音楽や動画などのデジタルコンテンツを保護するために使用され、著作権侵害などの不正使用を防ぐために設計されています。

Widevine は 3 つのセキュリティレベルに分かれており、デバイスのハードウェアに応じて異なるレベルの保護を提供します。レベルは L1〜L3 までで、L1 が最もセキュリティレベルが高いです。レベルに応じて再生可能な映像コンテンツが指定されているため、セキュリティレベルが低い場合には、視聴できないコンテンツがあったります。

この T10 Plus は、セキュリティレベル L1 対応なので、Prime Video などの動画配信サービスの画質制限を受けずに映像を楽しむことができます。

ただし、Prime Video は 1080p の高画質で視聴できるのは確認できたのですが、Netflix のアプリを確認すると SD 画質まで。Netflix に関しては契約プランなどの都合もあってか、他のサービスよりも要件が厳しいようです。

それでも最近は、Netflix でも高品質で視聴できるタブレットも登場してきているので、もうひと踏ん張りできるメーカーが今後注目を集めそうです。

\ およそ10,000本~25,000本の動画が見放題 /Prime Video

DOOGEE T10 Plus のまとめ

今回の T10 Plus は、DOOGEE のラインナップの中でも廉価版に位置するシリーズのため、ぶっちゃけスペックは高くないので、高性能と呼ぶには少し抵抗があるタブレットです。

3Dバリバリで、ゴリゴリのゲームをプレイするには厳しい機種ではありますが、ディスプレイの大型化や、Hi-Res 対応のクアッドスピーカーだったり、Widevine L1 対応だったりと、エンタメ性能は確実に進化していました。ストレージ容量もアップしたので、エンタメ重視のユーザーにちょうどよいタブレットだと思います。

スペックは高くないと言っても、メールのチェックはもちろん、ある程度の書類の作成もできます。また、設定次第で比較的いろいろなゲームもプレイできます。さらに、DOOGEE のタブレットは、最近カメラ性能も向上しているので、ゲーム中心の使い方をしない方には、これで十分という方も多いのではないかと思います。

T10S よりも、すこしお値段が高くなってはしまいましたが、エンタメ向けや、お子様の学習用といった用途でタブレットをお探しの方にはおすすめの一台です。

\ 2024年1月1日まで 15% OFF セール中! /Amazon でチェック

DOOGEE T10 Plus のスペック

ModelDOOGEE T10 Plus
CPUUNISOC T606
Cortex-A75@1.6GHz×2, Cortex-A55@1.6GHz×6
GPUArm Mali-G57 1core @650MHz
Display10.1 インチ IPS 16:10 (8:5), 1920×1200, 224ppi, 60Hz,
260cd/m², 画面占有率 84%, TÜV SÜDブルーライト認証
RAM8GB LPDDR4X (最大 12GB 拡張)
Storage256GB eMMC5.1 (最大 1TB TF カード拡張可能)
Camera背面: SONY® 13MP, フロント: 8MP カメラ
Battery8250mAh (18W 急速充電対応)
Audio3.5mm headphone jack, FM ラジオチューナー搭載
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)
BluetoothBluetooth 5.0
Network band2G GSM: B2/3/5/8, 3G WCDMA: B1/2/5/8
4G FDD: 1/3/5/7/20/28A/28B, TDD: B34/38/39/40/41
NavigatorGPS+beidou+GLONASS+Galileo+AGPS
OSAndroid 13 +GMS認証 +Widevine L1 Support
SizeW242×H161×D8.9 (8.4) (mm)
Weight508g
モバイルバージョンを終了