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Debian と Arch Linux をベースにした Netrunner 19.01 がリリースされたので、

Debian と Arch Linux をベースにした Netrunner 19.01 がリリースされたので、

技術の国ドイツで開発されている Linux ディストリビューション(以降、ディストロ)Netrunner が、 2019年1月14日に 19.01 Blackbird をリリースした。

Netrunner とは?

Netrunner とは、 Debian のテスト版をベースにしたデスクトップと、 Arch (Manjaro) をベースにしたローリングリリースが開発されているディストロ。

デスクトップ環境に KDE Plasma を採用し、普段使いできるデスクトップ OS として追加のアプリケーションや、マルチメディアコーデック、Flash および Java プラグインなどを備えている。

 

今回の変更点は?

今回は Debian 版であるデスクトップのリリース。

Debian テストブランチのスナップショット時点で行われた以下の更新が反映されている。

 

Netrunner の概要

 

主なアプリケーション

 

Netrunner をインストールするのに必要なスペックは?

Website → https://www.netrunner.com/

 

個人的な意見ですが、

ウェブサイトでは低スペックのハードウェアで実行できるとあり、最小のシステム要件も上記の通りだけれども、1 GB 程度の RAM だと、起動にやたら時間がかかった。

また VirtualBox でもけっこう重たく、2 コアで 2048 MB RAM の設定でなんとか動いた感じ。

やっぱり KDE だと 2 GB くらいないと、ツラい気がする。

まぁ、どこを基準として低スペックと呼ぶかは、見解の違いもあるのでなんとも言えないが、僕個人としては Core 2 Duo と Core i シリーズが境目かと考えている。

ひとまずスペックの話は置いといて、肝心の使い勝手。

個人的にあまり KDE を使うことは少ないが、ルック&フィールのカスタマイズはやっぱりピカイチだね。

若干慣れが必要な操作もあるが、基本的には普通にマウス操作で完結できる。

またこの Netrunner は、普段使いできる OS として開発されているため、プリインストールされているソフトウェアも充実している。

オフィススイートからグラフィック、動画編集ソフト、ゲームの Steam クライアントまで用意されているので、ほぼ追加の必要がない。

ソフトウェアを追加する場合には、Debian ベースであれば Synaptic パッケージマネージャーが使え、Arch ベースであれば Pacman が使える。

どちらも使いやすくパワフルなソフトウェアだ。

あまりメジャーとは言えないディストロだが、ベースは Debian (もしくは Manjaro )だし、デスクトップ環境は KDE と、部分的に見れば決してマイナーではない。

応用しなければいけない手間はあるものの、情報はたくさん手に入れられるので問題は感じられない。

KDE のリッチな環境を楽しむのも悪くないね。

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