あなたがキーボードを選ぶとき、何を基準にしますか?打鍵感?デザイン?それとも機能性?
私たちがコンピューターとの対話をするための重要なインターフェースであるキーボードは、実にさまざまな選択肢に溢れています。
しかし、その中からちゃんと自分に合ったものを探すとなると、実は意外と大変なはずです。
まぁまぁ重要なデバイスなはずなのですが、結構適当に選んじゃったりしてませんか?
まぁ、コダシマもそんな一人だったのですが、今回はそんなキーボード選びについて語っていきたいと思います。
あなたが日々の作業をより効率的で快適なものに変えるための、最高のキーボードを見つけるための一助になれば幸いです。
それでは早速行ってみましょう。
キーボード選びの重要性
キーボードは、私達がデジタル世界と接触する最も一般的で直接的かつ、最もよく使うインターフェースです。
それは単に文字を入力するためのツール以上のもので、適切なキーボードを選択することは作業の効率、快適さ、さらには健康にも影響を及ぼします。
まず、作業効率について考えてみましょう。
例えば、プログラマーや作家、学生など、大量のテキストを入力する必要がある人にとっては、高速で正確な入力が可能なキーボードは必要不可欠です。
また、ゲーマーにとっては、応答性と操作感 (タクタイルフィードバック) によってゲームのパフォーマンスが大きく左右されます。
次に、快適さについてです。
大量のテキストを入力する必要がある場合、長時間にわたる使用でも手や腕に負担をかけないキーボードが求められます。
ゲームの場合でも、負担の軽減はもちろん重要で、操作の快適さはゲームをより楽しくさせてくれます。
また、タイピングの際の音。
静音設計のキーボードは、共有スペースでの作業時や深夜のゲームプレイでも周りへの影響を最小限に抑えてくれます。
そして、健康について。
間違ったキーボードの選択は長期的な肉体的問題を引き起こす可能性があります。
例えば、合わないキーボードを使い続けることで、手首や指に負担がかかり、腱鞘炎や最悪の場合には疲労骨折などの障害を引き起こす可能性があります。
と、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、骨折はしなくても肩こりは酷くなりますよね。
実はキーボード選びって、パフォーマンス、快適さ、そして健康に大きな影響を及ぼす重要な決定となります。
自分のニーズに最も合ったキーボードを選ぶことで、デジタル空間での経験を向上させ、生産性と満足度を高めることができます。
と、キーボード選びの重要性について語りましたが、次はその選ぶ基準についても考えていきます。
キーボード選びの基準
キーボード選びの重要性として講釈を垂れましたが、根本的にコダシマは「安くても使いやすければ…」、というか「安くて使いやすい」のが良いと思っているので、メンブレン式とかパンタグラフ式とかの安いものをいろいろと使ってきました。
といった具合に、人それぞれ価格重視だったり、性能重視だったり、見た目重視だったり、キーボードを選ぶ基準があると思います。
その基準となる項目を考えてみましょう。
キーの仕組みについて
このチャンネルをご覧のあなたには、もう説明不要かもしれませんが、動画の尺のためにあえて説明しておきます。
キーボードは、キーの仕組みによって大きく4種類に分けられます。
- メンブレン方式
- パンタグラフ方式
- メカニカル方式
- 静電容量無接点方式
こちらも、ひとつずつ説明しておきましょう。
メンブレン方式
メンブレン方式は、昔からある最もスタンダードなキータイプです。
キーの下に「ラバーカップ」や「ラバードーム」と呼ばれるお椀のような形のパーツがついており、キーを押したときにこのラバーカップの反発力でキーが戻る仕組みになっています。
このような仕組みのため、タイピングの感触はゴム特有のムニュっとした打鍵感です。
薄型のキーボードに慣れている場合は、しっかりと押す必要があり、ゴムの劣化が進むと、タッチの感触が悪くなってきます。
ちなみにラバーは基本1枚のため、故障したらまるごと買い替えになります。
また、ゴムのためにタイピングの打鍵感に爽快感がないと感じる人もいるでしょう。
どうしても基本はムニュっとした感じだったり、ラバーが力強くてポコポコしたりするのもあります。
メーカーによって使い心地が左右されますが、いずれも爽快感とは違った感触なのは変わりありません。
しかし、キーボードの中では最もお買い求めやすい価格帯のキーボードです。
パンタグラフ方式
パンタグラフ方式は、ノートパソコンなどのキーボードによく使われる薄型のキータイプです。
構造的には メンブレン式を拡張した仕組みです。
ラバードームを用いたキーの支持構造に「パンタグラフ(X字形などの軸)」を追加することで、 キートップを安定化し、短いストロークの薄型キーボードでもキーのガタつきを防ぐ仕組みになっています。
キーを支えるパンタグラフ構造がキー全体をカバーしているので、キーの中央以外を押しても安定して入力できるメリットがあります。
ただし、パンタグラフ方式はキーストロークが浅いため、人によっては打った感触が薄いという意見もありますが、比較的お求めやすい価格帯にあるキーボードなので、個人的に好きなキータイプです。
メンブレン方式の進化型のような仕組みなので、こちらもラバーの具合によってさまざまな打鍵感があります。
メカニカル方式
メカニカル方式は、すべてのキーが独立して機械式のスイッチとスプリングを配置しているので、メンブレン方式よりも滑らかにキーが沈み、スプリングでスムーズにキーが戻ります。
また、機械式スイッチならではの爽快感のある打鍵感が好評です。
スイッチの内部には「青軸」「赤軸」「茶軸」といった機械軸が用いられ、同じメカニカル方式でも打鍵感が変わります。
使用感の違いがはっきりしており、その好みも分かれるので、メカニカルキーボードを購入するのであれば、特にはじめのうちは実際にタイピングしてみて決めるのが望ましいです。
メカニカルキーボードの多くはドイツ・CHERRY 社の製造するメカニカルスイッチ CHERRY MX が使われていますが、最近では良くできた互換キースイッチも増えています。
参考までに代表的なスイッチの感覚は次の通り。
- クリッキー…青軸(しっかりカチカチ)
打鍵感が強く、入力のときにもキーの重みを感じます。タイピングの打鍵感が欲しい人にオススメ。 - リニア…赤軸(カチカチなし)
メカニカルの中では最もタイピング音が小さいキーボード。キーが軽く、なめらかなタイピングが特徴。 - タクタイル…茶軸(ちょっとカチカチ)
最もスタンダードで、青軸と青軸の中間ほどのスペック。メカニカルキーボード初心者にオススメ。
キーの仕組みのためメンブレン方式やパンタグラフ方式よりも高価なキーボードですが、以前よりもお手頃な価格になってきています。
テンキーレスやコンパクト型などは、1万円以下のものも増えておりメンブレン方式やパンタグラフ方式のものより少し高い程度で手に入るものも多くなりました。
静電容量無接点方式
そして、キーボードの最高峰「静電容量無接点方式」。
スイッチを押すときの静電気を感知して入力する仕組みを採用しています。
他の方式とは異なり、電極が接することなく一定レベルに近づけば回路が接続されてキーが押されたことを認識する構造のため、物理的な接点が無く、信頼性と耐久性に優れています。
物理的な接触が無くても入力できるキーボードなので、一般的なキーボードでよく見られる「底打ち」をする必要はありません。
タイピング時に発生する底打ち音を抑える事ができるため、通常よりも静かなタイピングが可能です。
また、キーボードの仕組みに関わっているパーツが少ないことから、キーが劣化しにくい傾向があります。
キー入力の際のストレスが最も低いキーボードのため、たくさんタイピングをしなければいけない職業の方にはオススメです。
が、その構造的にキーボードの中では最も高価です。
一言でキーボードと言っても、これだけ構造の違いがあります。
これらの中から、自分好みのキーボードを探すため、いくつかの基準を考えてみましょう。
価格でキーボードを選ぶ
価格で選ぶ場合。
高ければ良いというわけではありませんが、概ね価格と品質は比例していると思われます。
ある一定以上の品質を求めるのであれば、やはりそれなりの金額を用意するべきでしょう。
それでもお値段で選ぶのであれば、キーボードの仕組みの中で、最もお手軽なのがメンブレンです。
Amazon などでは、安いものなら 2,000 円でお釣りが来ます。
パンタグラフ式も、メンブレンに少し金額を足したくらいですね。
ただ、ココらへんは打鍵感の差や耐久性などの当たり外れが激しいところでもあります。
コダシマが「キーボードは消耗品」と思うのは、ココらへんばかり使っていたからかもしれません。
タイピングの感触も、先程も紹介した通り、ムニュムニュしたのもあれば、キーがやたらカシャカシャいうもの、ラバーが力強くポコポコした感触のもなどいろいろ。
好きな感覚ならまだしも、嫌いな感覚のキーボードを買ってしまった日には、いくら安くても凹みます。
また、安いものはどうしても耐久性が低く、2-3 年持てば儲けもの、早ければ 1 年を待たず半年くらいで壊れてしまうこともザラにあります。
ココらへんはホント、当たり外れとしか言いようがありません。
それでも、最近はメンブレン式やパンタグラフ式でも、少しこだわったモデル (いわゆるゲーミングモデル) なども出てきており、価格も上がってきています。
安くても当たりを引けば、満足度は高いでしょう。
ですが最近、その考えもだいぶ変わってきました。
メンブレン方式のゲーミングモデルと、テンキーレスなどのメカニカル方式のキーボードの価格差がだいぶなくなってきたからです。
メカニカルキーボードはフルサイズ (109 キー) だと、どうしても1万円以上の価格となります。
しかし、キーがひとつずつ独立したスイッチのメカニカルキーボードの価格は、キーの数が価格に影響を及ぼします。
部品が少なくなれば、価格も抑えられるわけです。
ということで、価格と品質のバランスがよいのはメカニカルキーボードと言えるでしょう。
品質の高さで言えば静電容量無接点方式という選択肢も、もちろんありますが、コダシマには高すぎです。
使えば良さは感じますが、高すぎです。
そこで注目するのがメカニカルキーボード。
ただこちらは、先程も少し触れた通り、意外と価格の幅があります。
109 キーのフルキーボードは、キーの数が多い分どうしても 1 万円を超えてきます。
しかし、ゲーム用途に特化したテンキーレスやいわゆる60%キーなどは、キーの数 (スイッチの数) が少ないため、物によってはメンブレンとかより少し高いくらいで手に入ったりするようになりました。
フルキーボードであったとしても、静電容量無接点方式のよりは安いとなると、お財布の軽いコダシマには、ココらへんが上限となるわけでございます。
メカニカルキーボードは、価格の面でも自分好みを選びやすくなって来ています。
スイッチでキーボードを選ぶ
ということで、メカニカルキーボードをもう少し深掘りしていきましょう。
メカニカルキーボードには、いくつかの軸の種類が存在します。
使われているスイッチのモデルが同じであれば、基本的に価格の差はありませんが、軸の種類によって使い勝手がずいぶん変わってきます。
先程も紹介した通り、メカニカルキーボードの軸と呼ばれるスイッチは、その感覚によって大きく分けて 3 種類。
細かく分類すると他にもあるのですが、良く使われているのが「クリッキー」「リニア」「タクタイル」です。
このスイッチの感触は「好み」の一言で片付けられます。
基本的にその構造ゆえ、タイピングの際の音は結構します。
加えてスイッチの固さとカチカチの有無。
クリッキーなスイッチを使うと、タイピングの感触も固めで、まぁまぁな音がします。
これが好みの分かれ道。
このしっかりとした押し心地だったり、カチカチするスイッチオンが好きであればクリッキーが最も適しています。
クリッキーの代表は「青軸」です。
コダシマは、もともとがメンブレン愛好者だったため、あまりカチカチするのは好きではありません。
カチカチするスイッチオンのないリニアのほうが好きです。
リニアの代表は「赤軸」です。
スイッチオンが無いと言っても、キーの構造ゆえのカタカタというタイピング音がします。
でもクリッキーならカタカタに加えてカチカチが入ってきます。
これが好きかどうか。
コダシマのように軽く静かな打ち心地を求めるのであれば、「リニア」を選ぶと良いでしょう。
「赤軸」が好きです。
んで、これらの間くらいの感覚のものがタクタイル。
タクタイルの代表は「茶軸」です。
自分の好みがいまいちわからないときはタクタイルから使い始め、クリッキーが好きなのか、それともリニアなのかを見定めても良いでしょう。
そんな経緯を経てコダシマは、リニアにたどり着きました。
見た目でキーボードを選ぶ
そして見た目でございます。
見た目で選ぶ場合の選択肢はキー配列やデザインなどなど。
これも好みによるところが大きいでしょう。
それと、繰り返しになりますがキーがひとつずつ独立しているメカニカルキーボードは、キーの数は価格にも影響します。
が、実際には機能面にも影響を及ぼします。
例えば、ゲーミングキーボードとして販売されているメカニカルキーボードでは、テンキーレスのものが多く存在します。
事務作業をする人にとって、数値入力に役立つテンキーは必要不可欠ですが、ゲームがメインの人にとっては、テンキーの重要度は下がります。
ゲームでは、ほぼ使わないキーですからね。
むしろマウス操作のためのスペースを確保するほうがゲーマーにとっては重要でしょう。
そういったことで、テンキーレスや 60% キーと言った、ゲームでは使用頻度の少ないキーを省略したモデルが多数存在します。
見た目も随分変わりますが、使い勝手も変わるのは当然ですね。
加えて、メカニカルキーボードと聞くと、コダシマはゲーミングという言葉がセットで思い浮かびます。
というか、最近までゲーミングキーボード=メカニカルキーボードだと思いこんでいました。
が、最近では、メンブレン式のキーを使った、比較的お手頃価格のゲーミングキーボードも販売されています。
ゲーミングってなんだ?
という話になるところです。
「ゲーミング」の冠を持つ製品は、一般的な使用を超えてゲームプレイに最適化されていることが特徴です。
たとえば、ゲーミング PC は、高性能なグラフィックスカードやプロセッサー、たくさんの RAM を搭載しており、最新のゲームを高解像度、高フレームレートでプレイするためのパワーを提供します。
また、ゲーミングモニターは、高リフレッシュレートや低レイテンシを備えていて、ゲームの動きを滑らかに表示し、入力遅延を最小限に抑える機能があります。
といった具合に、一般的な使い方を上回る性能、つまり「ゲーミング」という単語はハイスペックをイメージさせる言葉になっています。
なので、メンブレン式のキーボードであっても、使い勝手や品質を高めれば、「ゲーミング」を名乗っても問題はないです。
が、ゲームはそもそもエンターテイメント。
高い性能は、楽しむための下地として必要なのであって、本質としては楽しませるためのエンターテイメントの部分が強いはずです。
そのせいあってか、ゲーミングキーボードには、なかなか艶やかなキーボードが多いです。
人によっては光らなくていいから、そのぶん安く!という人もいるかも知れませんが。
その「光る」というのが必要なのです。
少し前のコダシマであれば、光ることに必要性を感じていませんでしたが、最近は違います。
暗がりでもキーを認識することができるメリットがあります。
という白々しいことよりか、光っているのがカッコいいんです。
カラフルで派手なエフェクトとか、SF 映画とかのように未来的なやつとか、もちろんそんなエフェクトが必要なければ OFF にできるところとか、そこらへんにハートを掴まれるようになりました。
ってか、最近だと逆に光ってないと不安になってしまうカラダになってます。
エフェクトとかによっては、やたらテンション上がりますしね。
コダシマはブログや、Youtube の台本作成で、毎日少なくとも 1 万文字以上のタイピングをしています。
何もないシンプルなキーボードも集中できるのかもしれませんが、最近ではキーのエフェクトに心踊ります。
これまで、タイピングは当たり前のことで、タイピングが楽しいとも(逆につらいとも)思ったことはありませんでしたが、光るキーボードによってタイピングするのが楽しいと感じるようになったのです。
コダシマの琴線に触れる光るキースイッチの演出は、やる気を鼓舞するのです。
っと、なんだかんだ言いましたが、つまり見た目で選ぶ場合にはキーの数とバックライト演出の有無が選択肢ですね。
接続方法でキーボードを選ぶ
PC との接続方法も選ぶ基準でしょう。
キーボードの接続方法は大きく分けて2種類。
有線接続と無線接続。
また、無線は専用レシーバーで接続するタイプと Bluethooth 接続するタイプがあります。
接続方法が違えば、接続の手軽さや、配線、電源の有無などにも関わってきます。
配線を気にせず、手軽に接続できるのは無線です。
ただし、PC 本体と物理的に接続されるわけではないので、別途電源が必要となります。
バッテリーが内蔵されているものもあれば、乾電池式のものもあります。
それほど頻繁に充電したり取り替えたりするわけではありませんが、気を配らなければいけません。
また、電源が内蔵されているため、自動スリープ機能などもあったりするため、操作の遅延を嫌うゲームのプレイには向いていない場合もあります。
それに対して有線接続は、配線が煩雑になったりすることもありますが、PC に直接接続するため、電源の心配はありません。
また、遅延の心配もないため、ゲームを本気でプレイするのであれば有線接続を優先すべきです。
というか、コダシマは据え置きで使うのはだいたい有線タイプです。
有線タイプに一定の安心感を感じるタイプの人間です。
あなたは有線と無線、どちらがお好きでしょうか?
今回のまとめ
ということで、コダシマが選ぶのであれば、キーボードは有線タイプの赤軸メカニカルキーボードです!
っと…
実は、以前ワイヤレスキーボードでお世話になった iClever さまより、ゲーミングキーボードをご提供いただいておりました。
iClever 有線RGB日本語配列メカニカルキーボード G03 (赤軸)
iClever さまのキーボードはとても使いやすく、知り合いなどにおすすめのキーボードを聞かれた際には名前を出しています。
知り合いの間ではモバイルキーボードの評価がとても高く、薦めたかいがありました。
そんな iClever さまより、今回 G03 ゲーミングキーボードのご提供をいただきました。
1ヶ月以上時間を頂いて、他の案件や動画のネタを書く際に、しっかりと使い心地を確認いたしました。
iClever さまのゲーミングキーボードは、コダシマの大好きなリニア (赤軸) キーボードです。
今回の G03 は、88キーの日本語配列で、75%サイズのコンパクト設計です。
いわゆるテンキーレスですが、ノート PC とかでみられるような home、end、pgup、pgdn がわきに並んでいるタイプです。
コンパクトタイプのため、一部独特なキー配列があります。
標準キーボードとはサイズが異なるキーだったり、若干のレイアウトの違いがあるため少し慣れは必要です。
普段はフルサイズのキーボードを使っているコダシマは、使い始めは若干の戸惑いがありました。
特にシフトキーを使う際、左のシフトキーは小さく、右側のシフトキーは標準よりも左にズレているため、慣れるまで戸惑いました。
とはいえ、主要なキーはフルサイズのキーボードとそこまで大きな違いはありません。
また、ゲームで良く使用されるキーについては、標準キーボードと変わりがないため、まさにゲーム向けに設計されたキーボードだと感じます。
リニアスイッチの軽い感触もたまりません。
個人的に、クリッキーなカチカチ音がそれほど好きではないため、リニアスイッチの感触がとても良いです。
キーボードは金属PCB板 (プリント基板) を採用し、頑丈な設計でしっかりと作られているため、ゲーム用途だけでなくプログラミングやブログの執筆などの文字入力の多い作業にも十分対応します。
PC との接続は、取り外しができる 1.8m の Type-C to A の有線接続です。
これもコダシマ的にはポイントが高いです。
持ち運びの際に、コードの付け根が気になるのですが、取り外せるとなるとその心配がありません。
また 1.8m の長さがあれば接続に困ることはまず無いでしょう。
そしてそして RGB バックライト。
事前に設定されている 1680万色 RGB の 23 種類のランプ効果がテンションを上げてくれます。
[fn]+[pause]で、バックライトの効果を変更できます。
バックライトの効果は 18 種類。
また、[fn]+[del]でメインカラーの変更ができます。
ただし一部の効果では色の変更ができません。
そしてその中で[F1]-[F5]は DIY 機能が提供されており、明るさと速度を調節できます。
もちろん明るさや速度の調整もキーボード上で操作できます。
またこれらの効果は、マクロ機能によってカスタマイズすることができます。
すべてのキーをマクロで定義することができ、バックライトの明るさ・速度の調整、ライトのカスタマイズ、色の選択をすることができます。
ただしマクロ機能は残念ながら Windows のみ。
細かな設定は Windows だけの特権です。
他の OS は非対応です。
キーボードの使用についても Windows 以外の OS は推奨されていませんが、そこを Linux で使ってみるのが PC-FREEDOM です。
実は今回のタイピング映像のすべては、 Linux (正確には Pop!_OS) マシンに接続したものでございます。
はい、マクロ機能は使えませんが、それ以外のキーボード上で調整できる設定は無事に使えました。
メーカーの動作保証が無いため、Windows 以外での使用は自己責任になりますが、Linux では問題なく使えました。
いや、マクロが使えなくても、これで十分じゃないっすか?
何れにせよ、コンパクトタイプのキー配列で、若干の戸惑いはありましたが、使用感はとても良く、ここ1ヶ月あちこちにでかけておりましたが、その際のお供としても連れていきました。
サイズは小さいものの厚みがあるため、そこまで携帯性に優れているというわけではありませんでしたが、メカニカルキーボードを出先でも使えるのはテンションが上りました。
コンパクトで、スペースを取らないリニアスイッチのメカニカルキーボード iClever G03。
特にゲームをプレイする人であれば、iClever G03 はおすすめのキーボードです。
結論を言えば、コダシマは、この G03 に限らずリニアスイッチのメカニカルキーボードが好きということですが、この動画をご覧のアナタも、あれこれ好みやこだわりがあると思いますので、この動画がそんなアナタのキーボード選びの一助になれば幸いです。
といったところで、コンパクトでしっかりした使い心地の iClever ゲーミングキーボード G03
買うか買わないかはあなた次第です!