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「せまい画面を何とかしたい!」それ、モバイルモニターで解決です!InnoView 14inch 4K モバイルモニターを使ってみました。

「せまい画面を何とかしたい!」それ、モバイルモニターで解決です!InnoView 14inch 4K モバイルモニターを使ってみました

「せまい画面を何とかしたい!」それ、モバイルモニターで解決です!InnoView 14inch 4K モバイルモニターを使ってみました

先日 Twitter でつぶやいたのですが、突然の異動でバタバタしておりました。

動画の更新もブログの更新もママなりません。

そんな折、職場で特に気になったことがございます。

それが何かと申しますと、「PCの画面」でございます。

異動先の部署の PC の画面が、とにかく狭いのです!

はじめに。

これまでの部署の PC は RAM こそ 4GB と少なかったものの、モニターは Full-HD (FHD) 解像度 1920×1080 ピクセル1080p とかとも呼ばれる解像度でございました。

自宅では Full-HD 2台以上を使うコダシマにとっては、それでも物足りなさと言うか、画面の狭さを感じておりましたが、それでもまだ、Full-HD なので我慢はできました。

しかしながら、今度の部署にあてがわれている PC は15インチの法人モデルノート PC

そう、ココらへんのデバイスに詳しい方はもう察しがつくかと存じますが、 FWXGA いわゆる HD とか呼ばれる、1366×768 ピクセルの解像度のモニターでございます。

一昔前に主流だった解像度のノート PC なのです。

法人モデルの PC でも、最近は Full-HD 以上の解像度をもつものも増えては来てはおりますが、それでも未だローエンドモデルを中心に FWXGA のノート PC が現役な現場は多くございます。

コダシマの異動先もそんな職場でございました。

RAM も 4GB と少なく動作がモッサリな上、モニターの表示領域が狭いです

画面がとにかく狭いのでございます!

RAM の増設とかなんかは、メーカーの保証だったり、リースの契約内容だったりで、一筋縄ではいかないところもございますが、画面くらいはなんとかしたいものです。

というのも、地方の企業とは言え、コダシマの務める会社は地元ではそこそこの規模の会社でございまして、情報の共有にはグループウェア(組織内のコンピュータ・ネットワークを使ったソフトウェア)を使っております。

配布される資料やなにやらは、コンピュータの画面上で確認を行うわけでございます。

っとなると狭い画面では、表示される情報が少ないがゆえ、あっちにスクロールしたり、こっちにスクロールしたり、それが億劫で表示倍率を変えれば文字が潰れて読みにくかったりと、とにかく見づらいわけでございます。

予算が少ない部署だと知ってはいたつもりでしたが、こんなところにもその弊害があったとは、いささか認識不足でありました。

タダでさえ作業効率が良くない部署で、システムまで追い打ちをかけたとあっては、なかなか、イロイロと悪循環が生まれてしまいます。

そこで、せめてモニターくらい何とかしてみようと持ち出したのが「モバイルモニター」でございます!

以前にも何度かモバイルモニターを紹介しておりますが、今回はまた別のブランドのものでございます。

んで、使ってみるのは InnoView 14 inch 4K モバイルモニターでございます。

なんとコレはタッチ機能もついているものでございます。

今回の動画は、ちょっぴりわがままなコダシマのように、この動画をご覧になっているあなたが、もしもモバイルモニターが必要になった際の参考になれば幸いでございます。

それでは InnoView 14 inch 4K モバイルモニターを見ていきましょう。

InnoView 14” 4K モバイルモニター

このモニターの特徴は③つございます。

  1. 4K (UHD) 解像度
  2. 10点マルチタッチ
  3. 自動回転機能

これら3つの特徴を、順を追って紹介いたします。

4K (UHD) 解像度

なんと言っても 4K (3840×2160) は良いですねぇ。

ただまぁ、14インチのサイズで100%の表示となると、えらく小さくて見づらくはなってしまいますが、大は小を兼ねるとも申します通り、HiDPI つまりは高密度でなめらかな描画を実現できるものになります。

コレについては OS 側の対応にもよりますが、広い表示領域を自分の好みのサイズに変更できるってのは、申し分ございませんね。

広く使うもよし、大きくなめらかに表示させるのも良しです。

10点マルチタッチ

以前のコダシマは「タッチ機能って、それほど使わないんじゃない?」とか思っておりましたが、使い始めてみると止められない止まらない。

便利なんですよねー。

実はコレについて、後ほど詳しくお話しますが、救われた事がございました。

やっぱりタッチ機能があると助かりますよ。

自動回転機能

スマホやタブレットに慣れた現在では、当たり前のようになった機能ですが、実はモバイルモニターでは、ありそうで無かった機能でございます。

ですが、日々の技術の進歩は目覚ましいもので、コレくらいのモデルを中心に、まだ全てというわけではございませんが、自動回転機能を実装するモバイルモニターがわりと当たり前になってきております。

OS 側での対応もありますが、いちいち設定変更せずに回転させられるのは便利ですね。

っと、ざっとこんな感じですかね。

開封。

肝心の中身でございます。

まずいちばんに現れたのは保護ケース。

後で詳しく見てみましょう。

説明書でございますね。

説明書は日本語での表記もありますが、微妙な日本語で書かれています。

正直なところ無いよりはマシくらいのものですかね。

仕様書が無いのが気になります。

それと、サポートのやつと、イロイロな接続方法が記載されたカードも入ってます。

クッションの下にはクリーニングクロス、HDMI ケーブル、USB Type-C ケーブル2本と USB-A to B のアダプター。

このアダプタは周辺機器を接続するためのもののようです。

電源アダプターは、ちゃんと日本仕様のプラグになってます。

本体は金属製でございます。

ブラケットと言うかスタンドは棒みたいなやつですね。

スタンドは細いので、開くときにちょっと気を使いますが、意外と丈夫なので、それほど取り扱いに気を使う必要はなさそうです。

インターフェースは、正面向かって左側にフル機能の USB Type-C ポートが2つと、Mini HDMI ポートが一つ。

右側には電源ボタンと、周辺機器を接続するための Mini B のポート、それと 3.5mm オーディオジャックです。

下にあるスリットはスピーカーです。

まぁ、インターフェースとしてはこんなもんでございましょう。

保護ケースも見てみましょう。

思ったよりも硬いです。

厚手のフェルトと、スウェードのような生地を合わせたようなケースです。

なんで赤なのかが気になりますが、まぁこんなもんでしょう。

InnoView とは?

https://www.designinnoview.com/

実際に使い始めてみる前に、コダシマは InnoView というブランドを知りませんでしたので、ブランドについてちょっと調べてみました。

中国深センに本社を持つメーカー ShenZhen YingChuang Technology Co., Ltd.(深圳市盈创科技有限公司)のブランドのようです。

深センといえば、中国やアジアのシリコンバレーとも呼ばれるほど、電子製品では有名な都市でございますね。

コダシマもよくレビューさせていただいている、いわゆる中華タブレットや中華 PC のほとんどがこの街から生み出されております。

そんな街のどこにこの会社があるのか好奇心で調べてみることにしました。

説明書などに住所の記載があったのですが、どこなのかわかりません。

なにやらそれらしいのがあちこちにはあるにはあるのですが、記載されている住所がピンポイントで表示されることはありませんでした。

InnoView の公式サイトを見る限り、最近はやりのファブレス企業なのかもしれません。

生産・販売とかが記載されてはおりますが、特に R&D 研究開発という文字が紹介文にあるブランドは大体が工場を持たないというか、工場は別という形態が多くなってきているようでございます。

記載されている住所を Google マップの検索にかけては見ましたが、Google マップの情報をもってしても、その場所にたどり着けなかったというのはいささか気になります。

少々謎めいたブランドではございますが、とりあえず製品を見ていきましょう。

実機レビュー。

それでは実際に InnoView 14″ 4K Portable Monitor を使ってみましょう。

ノートPCで使う。

まずは、当初の目的であるノート PC との接続でございます。

まぁ、通常の PC も同様ですが、HDMI ケーブルでの接続でございます。

ちょっと注意しておきたいのは、このモバイルモニターはバッテリー非搭載なので、別途電源の供給が必要になります。

説明書には具体的な入力電源や、消費電力についての記載はありませんでしたが、公式サイトや Amazon の販売ページを見てみると 2.4A 以上の USB 充電器、または PD 30W 以上のアダプターが必要とありました。

確かに同梱されていた電源アダプターは PD 30W のスイッチングアダプターでございます。

まぁ、付いてきたものを使うのが一番でしょうが、破損や紛失、あと出先でアダプターを忘れちゃった場合には、条件にあったものを用意すると代替品として使うことができるようですね。

HDMI について、モニター側の HDMI ポートは Mini サイズでございます。

大体の場合は、付属の HDMI ケーブルで事足りるかと存じます。

予備を用意する場合は 4K 対応の Mini HDMI のを選びましょう。

それと、タッチ機能を有効にしたい場合には、USB Type-A to C などのケーブルで PC とモニターを接続する必要がありますので、ご注意くださいませ。

HDMI ケーブルはあくまでも映像と音声だけのものでございますからね。

OS の対応具合にもよりますが、大体の Linux ディストリビューションでも大丈夫でしたので Windows や macOS 程度であれば問題ないでしょう。

んで、先にも少し触れた通り、タッチ機能があるがゆえ救われた場面がございました。

コダシマの最近のメイン OS は Pop!_OS なので御座いますが、ディスプレイの対応のところで問題がございました。

それは何かというと、表示倍率の変更や解像度の変更などを行っていると、なにかの拍子にマウスカーソルが消えてしまうというものです。

表示はなくても、機能はしているようで、メニューを表示させたりすることはできます。

ただコレではとても使いにくいのですが、タッチ機能に対応していると、マウスカーソルが見えなくても問題ありません。

タッチ操作すれば良いだけですからね。

そうしているうちにマウスカーソルの表示が戻ったりします。

タッチ機能のおかげで、マウスやタッチパッドへの依存が減るのを実感できたタイミングでもありました。

モニターのタッチ機能って、欲しい機能ですね。

Chromebook で使う。

ノート PC と言われればノート PC でございますが、ちょっと毛色の違うのが Chromebook でございます。

Chromebook の場合、割りと早い段階から USB 3.1 Gen2 対応の USB Type-C 、つまりはフル機能の Type-C ポートを実装しているモデルが多くありました。

このように、フル機能を持ったノート PC の場合、電源供給も同時に行われるので、USB ケーブル1本で間に合う場合がございます。

実際に手持ちの Chromebook ASUS C101P でテストしてみたところ、ケーブル1本で接続完了です。

が、Chromebook のバッテリー消費が激しいのと、それにともなってか、動作もイマイチなので電源を別途確保して使うのが間違いないでしょう。

もちろん Chromebook だけでなく、フル機能の Type-C ポートを持った Windows マシンとかでも同様です。

以前に紹介した CHUWI Hi10 Go でもそんな感じでした。

スマホ・タブレットで使う。

スマホやタブレットも、イメージとしては Chromebook とかと同じでございます。

対応しているモデルであれば、ケーブル1本で接続できる場合もありますが、大体は電力不足で正しく動作してくれません。

別途、電源を確保した状態で使用すると、とても快適に使うことができます。

特に、Galaxy S8 シリーズ以降に実装された Samsung DeX なんかは便利でたまりませんよね。

このような、いわゆるデスクトップモードのあるスマホは、ごく一部に限られますが、ガジェット好きは疼くことでしょう。

でも、ココらへんはキーボードも欲しくなるので NexDock とかのほうが向いてるかな?

ちなみに、デスクトップモードがなくても、映像出力に対応しているスマホの場合はこんな感じです。

縦位置にしたほうが見やすいかもしれませんね。

Fire TV・Chrome Cast で使う。

意外と見落としがちですが、普通に HDMI のモニターとして Fire TV Stick とか Chrome Cast を接続して使うのもありですね。

スピーカーの音は特別良いというわけではありません。

出力値は不明ですが、このモニターの大きさや厚さを見る限りスピーカーが大きく無いのは明らかでございます。

せいぜい 1W くらいのものが2つといったところでしょうか。

音量自体もそこまで大きくはありませんが、左右から別チャンネルの音が出ているというステレオ感はちゃんとあるので、プライベートスペースで楽しむぶんには充分では無いでしょうか?

案外こんな使い方のほうが向いているかもしれませんね。

ちなみに、当然と言えば当然でございますがタッチ操作は出来ません

リモコン操作が必須になります。

っとまぁ、こうして見てみるとモバイルモニターも案外と使い道がございます。

必要は発明の母とも言われますが、手軽に画面を広く使いたい!というコダシマのようなユーザーが居るからこそ販売するメーカーが有るのでしょう。

今回のまとめ。

ということで、今回はえらく窮屈な職場の PC のモニターを何とかしようと言うきっかけで、モバイルモニターを使ってみました。

今回は InnoView の 14 inch 4K モバイルモニターを紹介いたしました。

いささか謎めいたブランドではあるものの、機能としては充分でございます。

公式サイトにも Amazon の販売ページにも詳細な仕様表のようなものが無かったので、あれこれと調べて仕様表を作ってみました。

モデル番号INVPM204-01S
サイズ14 Inches
アスペクト比16:9
パネルタイプ光沢 IPS
視野角H178°/ V178°
解像度4K 3840×2160 Pixels
輝度400cd/㎡
色温度6,500K (初期値)
コントラスト比1000:1 (?)
色域72% NTSC / 99% sRGB
リフレッシュレート60 Hz
外寸 (mm)W319 × H207 × D5/13
本体重量830g
インターフェイスUSB Type-C (USB 3.1 Gen2) ×2, Mini HDMI ×1, OTG (Micro USB 2.0) ×1, 3.5mm Audio Out ×1
電源詳細不明(USB 充電器 2.4A 以上を推奨、PD 30W 以上を推奨)
特徴10点マルチタッチ、OSD タッチメニュー、低ブルーライト、FREESYNC、HDR

調べた情報によると、このモニターの明るさ(輝度)は 400cd/㎡ ととても明るいものでございます。

どれくらい明るいかと言うと、一般的な LED モニターは 200〜350cd/㎡ という明るさです。

また、スマホやタブレットなど、屋外での使用を想定されたモニターの場合、最低でも 300cd/㎡ 以上の輝度が必要とされています。

ってことで 400cd/㎡ の明るさがどれくらいかイメージできたでしょうか?

多分、屋内で普通に使う場合、モニターとの距離が 40〜60cm くらいだったとすると、最高輝度で使うときっと眩しくて仕方ないことでしょう。

んで、最小輝度の記載も無かったため、コントラスト比も不明ではありますが、従来のモニターよりも広い明るさの幅を表現できる HDR (=High Dynamic Range) 機能を持っているということなので、明確なところはわかりませんが最低でも 1000:1 以上のコントラスト比はあるものと思われます

タッチ機能についても、反応もレスポンスもとても良く、ストレスがありません。

音質は特別良いという感じはありませんが、悪いという感じもありません。

仕事や、プライベートで動画を楽しむには充分でしょう。

モバイルモニターというカテゴリーではございますが、普通に据え置きとして使っても、もちろん良いでしょう。

コダシマの場合、このモニターは職場に在中させます

モニターはデスクトップ PC や、ノート PC もそうですが、それ以上にスマホやタブレットと深い関わりを持つデバイスでございますので、そこら辺の性能の向上に比例して、モバイルモニターの性能も向上するというように感じますね。

あと、気になるお値段ですが、レートの関係やセールの関係で2万円台後半から3万円台前半と価格差があるようです。

タイミングを見計らって 2万円台中盤くらいの価格での購入が現実的でしょうかね?

といったところで、今回の内容は以上となります。

InnoView Official Website

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