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【実機レビュー】CHUWI HiPad XPro 2023年新モデル Amazon プライムで高画質再生可能できる!10.5インチでおよそ2万円のお買い得タブレット!

【実機レビュー】CHUWI HiPad XPro 2023年新モデル Amazon プライムで高画質再生可能できる!10.5インチでおよそ2万円のお買い得タブレット!

【実機レビュー】CHUWI HiPad XPro 2023年新モデル Amazon プライムで高画質再生可能できる!10.5インチでおよそ2万円のお買い得タブレット!

今回は Android タブレットの実機レビューです。

発売から少し時間が経ってしまいましたが、CHUWI 最新タブレット HiPad X Pro を紹介します。

CHUWI の製品って、どんどん良くなって来て いってるんですが HiPad X Pro もなかなか魅力的なタブレットでした。

新しいタブレットの購入を検討されている方は、ぜひ最後までお付き合いください。

それでは行ってみましょう!

CHUWI とは?

https://www.chuwi.com/

いつもこのブログや Youtube チャンネルを登録されている方にはもうおなじみかと存じますが、一応 CHUWI(ツーウェイ)をご存知ない方のために、ざっくりと紹介しておきます。

CHUWI は、2004年9月に中国の深圳市に設立された電子機器メーカーです。

「毎日に小さな変化を、世界に大きなテクノロジーを」をコンセプトとして、主にミニ PC やノート PC、タブレットなどのデジタルデバイスを提供しています。

コダシマは次の Lenovo と見ており、以前から Windows タブレットや Android タブレット、ミニ PC のレビューをしてきました。

その中で、今回紹介するのは、冒頭でも触れました最新の Android タブレット HiPad X Pro です。

CHUWI HiPad X Pro

早速、スペックを紹介していきます。

HiPad X Pro というだけあり、HiPad X のアップグレード版という位置づけでしょう。

製品名HiPad XPro
OSAndroid 12.0 (GMS 認証済み)
プロセッサUnisoc T616 (2xA75@2.0GHz + 6xA55@1.8GHz)
グラフィックスMali-G57-3EE 1core @750MHz
メモリ6GB LPDDR4 @1866MHz
ストレージ128G UFS2.1 (micro SD 最大 514GB まで増設可能)
ディスプレイ10.5 インチ 1200×1920 WUXGA (16:10) 最大輝度 360cd/㎡
バッテリー3.8V/7000mAh
アダプタ5V/2A
ワイヤレス2.4G/5G 802.11 a/b/g/n/ac、BT 5.0
LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20/B38/B40
サイズ246.4×161.51×7.3mm
重量約 510g
インターフェース1×Type-C 、USB 2.0、TFカード
梱包内容5V/2A アダプタ、PSE、 CE、 UL、 FCC 認証.
取扱説明書、 適合証明書、品質証明書、 保証カード

OS は Android 12 で Google の GMS 認証済みです。

タブレットではまだ 13 は出ていないんじゃないでしょうかね?(2023年3月現在)

製品に Pro とついていたので、中華タブレットにありがちな RAM とストレージだけ増量したモデルかと思いましたが、今回のものは少し違っていました。

プロセッサは以前のモデルの CPU Unisoc T618 に変わり Unisoc T616 、2.0GHz で動作する Cortex-A75 ×2コアと、1.8GHz で動作する Cortex-A55 ×6コアの構成のオクタコアの CPU です。

https://www.unisoc.com/en_us/home/TZNSJ-T616-2-2

PassMark のスコアだけを見ると、HiPad X に搭載されていた T618 よりもスコアの良いプロセッサなのでなかなか期待できそうです。

PsssMark スコア

でも、ナンバリングからすると T618 のほうが良いスコアが出そうなもんですけれどね…。

ちょっとよくわかってません。

モデルチェンジとか、そういった感じなんですかね?

何れにせよ、ここは後ほどベンチスコアを計測します。

んで、それにともなって GPU も Mali-G57 と、ミドルクラスのものではありますがアップグレードされたモデルです。

https://www.arm.com/ja/products/silicon-ip-multimedia/gpu/mali-g57

上位製品の Mali-G77 と同様に「Valhall (ヴァルハラ)」アーキテクチャを採用しており、スマートフォン上で家庭用ゲーム機のようなグラフィックを実現するというもののようです。

※北欧神話における主神オーディンの宮殿。厨二病を患った方を中心に好まれそうなネーミング。

RAM は 6GB とまずまずの容量、ストレージは 128GB と大容量。

ココらへんの詳細がわからなかったため、担当者に確認したところ uMCP とのこと。

https://semiconductor.samsung.com/jp/mcp/model/lpddr5-umcp/

ちょっと知識がなかったので調べてみたところ、サムソンが開発した RAM とストレージがセットになっているパッケージとのことです。

HiPad X Pro に搭載されているものは LPDDR4UFS 2.1 を組み合わせたパッケージです。

スコア的にはそんなところでしょう。

ディスプレイは 10.5 インチの FHD というかアスペクト比 8:5 の WUXGA (1920×1200) です。

※意外とココを突っ込む方がおられるので…

明るさの最大輝度は 360cd/㎡ と、屋外での使用にも耐えられる明るさですね。

んで、バッテリーは 7000mAh となかなかの容量ですが、アイドル状態で 500-600mA 、通常の操作で 1000-1500mA あたりの電力消費だったのを考慮すると、連続使用で6-7時間ってところでしょうか。

あとは、通話 SIM 対応というところも特徴ですね。

でも最近の中華タブレットでは当たり前になってます。

普通にタブレットが電話になるって妙な感じがしますが、改めて考えてみると技術的には何ら問題がなく、むしろリモート会議やオンライン授業が一般的になった今の世の中だと、ダブレットを電話機代わりにする理由はあっても、そうしない理由が無いようにも思えまね。

という感じで、スペックを見るだけでもなかなかの実力がありそうです。

ということで、実際に使ってみましょう。

HiPad X Pro の外観

まずは外観。

横位置にした際に上部に当たる部分に電源ボタンと音量調整ボタンがあります。

縦位置にした際に下部に当たる部分に SIM カードスロットと USB Type-C ポート、スピーカーが2つあります。

3.5mm のオーディオジャックも健在ですね。

コチラの側には何もありません。

以前の HiPad X には、物理接続キーボード用のコネクタがありましたが、なくなっちゃいました。

コチラ側にもスピーカーが2つあります。

スピーカーは合計4つあります。

本体はアルミ合金製で高級感があります。

樹脂製の本体に比べてプロセッサの冷却にも役立ってるのでは無いでしょうかね?※ココは個人的見解です。

背面には 1300MP のカメラと 0.3MP の深度センサーカメラ、ちなみにフロントカメラは 800MP と数値的にはそこそこの解像度ですが、基本 Android タブレットのカメラに期待してはいけません。

まぁ、使い道としてはスキャナー代わりだったり、記録用のような事務的な使い方といったところでしょう。

HiPad X Pro 撮影サンプル

動画は 1080p 30フレームで撮影できますが、画質については以下同文です。

HiPad X Pro 撮影サンプル

重量については公称値およそ 510g となっていましたが、実測では 486g と 20g 以上軽い結果でした。

重量についてあれこれいう方もおられますが、コダシマ的にタブレットで 1kg とかあればさすがに重いだろうとは思いますが、10-11 インチ程度のタブレットだと 700g くらいが上限では無いでしょうかね?

でも、それを重いとか言うのであれば腕立て伏せでもして鍛えたほうが良いと思う今日このごろです。

ベンチスコアの計測

とにかくベンチスコアが気になるので、まずはベンチスコアを計測します。

今回もベンチスコアの計測には Antutu v9 と Geekbench5、PerformanceTest を使いました。

スコアの比較についてですが、前機種である HiPad X の実機がなかったため、比較は同社の HiPad Max と HiPad Plus との比較になります。

では早速結果を見ていきましょう。

Antutu

https://www.antutu.com/en/index.htm

Antutu でのスコアは HiPad Plus よりもスコアが高く、HiPad Max より少し低いといった結果。

Geekbench

https://www.geekbench.com/

Geekbench ではシングルコアのスコアは、やっぱり2機種の間ですが、マルチコアのスコアは HiPad X Pro が最も高かったです。

※結果のリンクは動画概要欄に貼っておきます。

※6が登場しましたが、まだ5を使ってます。

X Pro  S: 367/M: 1512
Max  S: 377/M: 1497
Plus  S: 289/M: 1336

PerformanceTest

https://www.passmark.com/products/performancetest/

PerformanceTest では system の項目の比較だけですが、HiPad Max が最もスコアが高く、次いで X Pro、そして Plus という結果。

これらの結果を見ると、CHUWI の現行モデルのミドルクラスという感じですね。

ディスプレイ性能

ディスプレイの性能も見ていきましょう。

マルチタッチは、10点全て認識されました。

タッチのレスポンスも、スペック的にはこんなものでしょう。

色味も悪くありませんね。

ちゃんと発色されており、ムラも見られません。

タッチのエリアもチェック。

ちょっと雑ですが隅から隅までちゃんと認識されています。

ディスプレイ性能は申し分ないでしょう。

Widevine L1 の検証

CHWI の Android タブレットで注目すべき点は、パフォーマンスの高さもさることながら、著作権管理の DRM (デジタル著作権管理方法) の一つである「Widevine」のセキュリティレベルが L1 ということ。

Prime Video を始めとした動画配信サービスの解像度制限を気にせずに楽しむことができます。

Prime Video でチェックしましたが、ちゃんとフル HD 1080p でのストリーミングが出来ました。

個人的には L3 でもそこまで気にしていなかったのですが、ちゃんとフル HD 画質だとやっぱりキレイですね。

最近はちょっと目が肥えてきたかもしれません。

音声についても 8Ω1W のスピーカーが4つ搭載されているので、きちんとステレオ感のある音声が出力されます。

簡易ではありますが、音声の出力レベルもチェックしてみました。

同価格帯の中華タブレットに比べ最大音量で動画再生した際に 10-20dB 程度高く出力されていました。

iPad などのハイエンドモデルと比較すると見劣りするのは当然ですが、同価格帯の製品と比べると品質は頭ひとつ抜け出ていると感じます。

ゲームしてみた

いろいろな事情があってゆっくりゲームを楽しむ時間が確保できませんでしたが、軽く Call of Duty をプレイしました。

デフォルトのままだと、画質は低画質なので若干あらさを感じますが、わりとヌルヌル動いてくれます。

てか、コレくらいの画質の感じで十分楽しめるのはコダシマだけですかね?

それと、音声出力のところで少し触れましたが、スピーカーが4つあるのは良いですね。

スピーカーを手で塞いでしまって、音が聞こえなくなるとかが緩和されます。

というか、3.5mm のオーディオジャックが健在なので、ヘッドフォンとかで音を楽しむのも良いでしょう。

SIM 通話してみた

通話 SIM にも対応しているということで、実際に楽天モバイルの SIM を使って通話できるか試してみました。

対応するバンドは LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20/B38/B40 ということで、使えないことは無いはずと思ったからです。

やっぱりプラチナバンド帯は Softbank 回線のみが対応という、海外製品ではあるあるな対応状況です。

で、試してみたところ、ちゃんと通話までできました。

でっかい電話になります。

最近だと、データ SIM でも使いようによって通話もできるのですが、こういった感じでタブレットを家電代わりにするのも、有りっちゃぁ有りかな?と思いました。

いかがでしょう?

CHUWI HiPad X Pro のまとめ。

今回は CHUWI HiPad X Pro の実機レビューでした。

製品ラインナップ的に、廉価版のタブレットというイメージでしたが、

どれをとっても、コスパの高さが目立った製品でした。

やっぱり CHUWI の製品はだいぶ品質が高くなってます。

よほどのことが無い限り初期不良にも当たらなくなってきたようです。

今回のは詳しく触れませんが、コダシマ的に OS が Android 12 でカメラがついていれば顔認証できるという認識でございました。

HiPad X Pro でも普通に顔認証登録ができましたし、寝起きで顔がむくんでいなければメガネの有無も関係なく認識してくれました。

それと、以前の HiPad X は、物理キーボードの接続を想定した作りになっていて POGO ピンのコネクタとかありましたが、今回のモデルにはありませんでした。

まぁ、キーボードを使うのであれば Bluetooth のほうが効率的ということでしょうかね。

個人的には物理接続のキーボードって魅力的ですが、きっと世の中的な需要は少ないんでしょう。

兎にも角にも、CHUWI HiPad X Pro は、価格以上のパワーと機能でコスパの高いタブレットでした。

んで、コスパが高いと繰り返していましたが、肝心の価格についてはまだお話していませんでしたね。

気になるお値段ですが、公式サイトでは 2万円以下(レートの都合もあるかと思いますが)、Amazon でもクーポン利用で2万円前後で購入することが出来ます。

この性能で、この価格は十分お得ですね。

お手頃な Android タブレットをお探しの方、ぜひチェックしてみてください。

買うか買わないかは、アナタ次第です!

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