Linux Mint は、Linux というオペレーティングシステムを知っている人にとっては、もはや説明のいらないディストリビューションだろう。

Linux の中でも、特に高い人気を誇る。

その最新版 19.1 が、2018年12月19日(水)にリリースされた。

Linux Mintとは?

Linux Mint 19.1 がリリースされたので、

Linux の名前を知っていて Mint をご存じない方はもういないと思うけれども、知らない人のためにざっくり説明すると、とにかく使いやすい最新環境を目指して開発されている Linux 。

たくさんのソフトウェアと最新の技術で、誰にでも使いやすい Linux システムを提供することに焦点を当てている。

なので、デスクトップ OS としての機能を十分にそなえており、初心者にやさしい Linux として名前があがる。

Ubuntu ベースと Debian ベースが開発されており、リポジトリは Ubuntu と Debian のそれぞれ同じものを共有している。

Ubuntu 版は、本家を凌ぐユーザー数と人気ぶり。

 

今回の変更点は?

Linux Mint 19.1 は 2023 年までサポートされる長期サポート (LTS) リリース。

今回のリリースでは、特に Cinnamon の視覚的な改善とパフォーマンスの改善がメインで行われ、さらにバグの報告と開発者による問題解決が容易になった。

▼詳細はこちらから▼
https://www.linuxmint.com/rel_tessa_cinnamon_whatsnew.php

より簡単に、より快適に使えるような改善が進んでいる。

 

ディストリビューションの概要

  • ベース: Ubuntu
  • アーキテクチャ: i386, x86_64(AMD64)
  • デスクトップ環境: Cinnamon, MATE, Xfce

 

推奨システム要件(Cinnamon)

  • CPU: 1GHz 以上のプロセッサ
  • RAM: 2GB
  • ストレージ: 20GB
  • グラフィック: 1024 x 768 (XGA)
  • ブロードバンドインターネット接続

 

パッケージ管理システム

  • パッケージ形式: deb
  • アップデート方式: APT
  • パッケージ管理: dpkg

 

主なアプリケーション

  • ブラウザ: Firefox
  • メール: Thunderbird
  • グラフィックス: GIMP, Inkscape
  • オフィス: LibreOffice
  • マルチメディア: メディアプレイヤー

ウェブサイト→ https://www.linuxmint.com

 

個人的な意見ですが、

僕の中であまりにも当たり前になりすぎていたディストロだったので、いつも記事にするのを後回しにしてしまっていた。

それだけ Linux 界隈では有名なディストロ。

Linux Mint は、プロジェクトが目指す通り Windows ユーザーでも無難に始められる安定の使いやすさ。

デスクトップ OS として使う場合に、必要なものがはじめから揃っていて、使い勝手も良いディストロなので、初心者でもインストールしてすぐに使い始められる。

ベースが Ubuntu と Debian なので、ソフトウェアや情報が非常に豊富。

オフィス系やグラフィックス系、音楽作成や動画編集など様々なソフトウェアがあるので、特に Windows や macOS に依存するような限られたソフトウェア(例えば、マイクロソフト社製ソフトウェアや、アドビ製ソフトウェアなど)が使いたいなどの理由がなければ、ほぼ同じような作業ができる。

いくつかのエディションがあるが、インストールするマシンのスペックによってエディションを選ぶとよい。

  • Cinnamon …革新的な最新のフル機能デスクトップ。
  • MATE …より安定した、より速いデスクトップ。
  • Xfce …最も軽量で安定したデスクトップ。

ちなみに Cinnamon は GNOME 3 から派生しているため、システム要件で 3D アクセラレータが必須になるが、そのほかのバージョンは少し古いパソコンでも軽快に動作するので、パソコンの再生にも利用できる。

もしかしたら Linux のスゴさをいちばん感じられるディストロかもしれない。

コチラの記事も、エディションを選ぶ参考になると思うので一読いただければうれしい。

【Linux初心者必見】ディスクトップ環境を比較してみた