米Appleは2016年10月27日(現地時間)に新しいMacBook Proが発表しました。

Touch Barと呼ばれる新しい操作を搭載したMacBook Proは実に7年ぶりのフルモデルチェンジです。

https://youtu.be/WVPRkcczXCY

もっとも薄く、もっとも軽いMacBook Pro

新 しいMacBook Proのキーボードは、ストロークが浅い第2世代バタフライ構造を採用されています。本体の厚さは、15インチMacBook Proが18mmから15.5mmに、13インチMacBook Proが18mmから14.9mmに薄型化。重量もそれぞれ、2.04kgから1.83kgに、1.58kgから1.37kgに軽量化されています。 13インチMacBook Proは、MacBook Airよりもさらに薄くなっています。なお、感圧タッチトラックパッドの面積も従来比で最大2倍広くなりました。

よりきれいになったRetinaディスプレイ

Retina ディスプレイもよりきれいになりました。解像度は15インチモデル(15.4型)が2880×1800ピクセル(220ppi)、13インチモデル (13.3型)が2560×1600ピクセル(227ppi)で旧機種と同じだが、輝度が500cd/m2で67%、コントラスト比も67%向上し、色域 はsRGBより25%広いP3カラーに対応です。

また、本体左右に内蔵されたスピーカーは、ダイナミックレンジが2倍になり、音量は最大58%、低音部は最大2.5倍に向上したといいます。

新しい操作、Touch ID

キー ボードの上いっぱいに広がる長いTouch Barの右端にサファイアガラスでコーティングされたエリアがあります。この部分がTouch IDの指紋認証で指を置く場所になっており、電源ボタンを兼ねています。Touch IDが使われるのは今のところ、PCへログインするときとApple Payを使ったショッピングのときですが、iPhoneやiPadでの利用範囲をみる限り、これから様々な認証作業に使われることでしょう。

1台のMacBook Proを複数のユーザーで共有している場合は、指紋認証一発で、その人の作業環境を呼び出すことができます。でも、こんな使い方はノート型Macよりもデスクトップ型Macの方が必要なのでは?とも思います。

個人的に感じるのは

新技術も盛り込まれたフルモデルチェンジではありますが、筆者としては正直なところ「ワクワク感」が足りないように思います。5色のiMacの発表やiPodのデビュー、iPhoneの発表のときのようなワクワク感を受けませんでした。

と いうのも、既存製品のブラッシュアップのようにしか感じられないのが今のApple製品。確かにクールなデザインではありますが、それならAppleだけ でなくとも他のメーカーでも可能になりました。そう思うと「スティーブ・ジョブスのいた頃のAppleではない」と、否が応でも感じざるを得ません。良い 製品ではあるのはわかるのですが、物足りなさを感じてしまう欲張りな筆者です。

でも、Appleのサイトを眺めていたら思わず「ポチっ」しそうになってしまったのはお約束です。…今年も少ないボーナスがなくなってしまいます。

一世代前のMacBook Proが安くなっています。買い替えには良い時期に来ています。

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