停電と戦う縁の下の力持ち

最近、雨がひどく雷もすごいです。

PCの前で仕事をしていると雷にビクビクしてしまいます。

 

もう10年以上前の話です。

わたしがあるデザイン事務所でバイトをしていた時のこと。

 

1日中作業し「あと少しで完成!」というところで
突如、原因不明の停電。

その当時は、自動バックアップなどという
気の利いた機能などあるはずもなく
失意の中、締め切りと戦った記憶があります。

 

あの苦い経験から「無停電電源装置」というものを知りました。

無停電電源装置とは?

商用電源(電力会社から供給される電力)から

  • 電力を受ける装置
  • 電力を蓄積する装置

で構成されるもので
接続している電源が途切れた時に、蓄積していた電力を供給し
瞬間的な電圧低下や停電が起こらないようにする機器です。

瞬間的な電圧低下は雷によるものが多いため
雷サージ(雷の影響により発生する異常高電圧)
対策として使われるときもありますが
無停電電源装置自体はサージ防護機能はないため
雷サージを受けると故障してしまいます。

しかし、
最近では、雷サージ対応の製品もあるので
無停電電源装置を選ぶ場合に注意してみてください。

無停電電源装置が対応できる停電時間は数分間のものから
30分程度の停電に耐えられるものが多いです。

通常は、停電後に無停電電源装置からの電源供給が続いている間に
PCを通常終了させたりして、対応するために用います。

ちなみに
サーバーやデータセンターなどは
無停電電源装置と合わせて発電機を組み合わせ
長時間の停電にも対応できるよう措置されていることが多いです。

最近では家庭用の無停電電源装置の性能も上がり、
かつ価格も安くなったため個人でも手軽に購入できるようになりました。

 

無停電電源装置の用途

先ほども少し話しましたが無停電電源装置は
コンピュータ関連などで利用されるほか
通信機器やさまざまな制御機器・放送機器などでも使用されています。

個人的なところで考えると
ウチにあるパソコンの停電防止や端末に電源が必要な
光回線の停電時の通信不能を回避するために使われます。

そのほかにも、無停電現装置の仕組みを利用した
ピークカット(節電の一つで電力需要のピークに電力の消費を低く抑えること)
にも応用が可能なので、個人商店用などでは蓄電力を大きくしたものもあります。

 

普段PCを使っているならば
万が一に備えておくのも良いと思います。

おすすめの無停電電源装置はコレ
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